こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

マスクフリーでよくなったのにマスクを着けている人の何と多いことか

2022年05月25日 | 自然災害・事故・感染症
 早起きのガビチョウに起こされ、空を見ると細い月が出ていた。今日もいい天気になりそうだ。

 なぜみんなマスクを着けているのだろう。駅のホーム、バス・電車の中は当然として、数メートル先にしか人がいないのに、マスクを外している人は私のほかにはほとんどいない。都内でも横浜でも鎌倉でも多くの人が屋外でもマスクを着けている。アゴマスクの人はいちいち外すのが面倒なのだろうが、これはダサいし、電車内でもそのままだとこっちの気分が悪くなる。

 政府 マスク着用の考え方公表屋外で会話ないなら着用必要なし(NHK 2022年5月20日)。せっかく、政府から屋外でのマスクフリーのアナウンスが発せられたというのにこれはおかしい、はっきり言って異常ではないか。ちょうど今朝のテレビニュースでマスク着用に関してのアンケート結果を流していた。最も多かった意見が感染が怖い、続いては他人の目がある、化粧しなくて済むから、というようなことだった。

 大声でべちゃくちゃ喋りながら歩きたいのなら、マスクは着けなくてはならないし、そうでない、黙って一人で歩いている人は、マスクを着けなくていい、そんな簡単な行動すら日本人はとることができないのだろうか。

 依然としてマスクを着けている人が多いというのは感染への配慮というよりは、日本人の自主性の無さと身勝手さの表れではないかと思う。感染初期にはあれほど渇望したワクチン接種なのに、1回接種が81.7%、2回接種が80.5%、さらには3回接種はわずか57.9%だ。私の生活圏でワクチン接種率が高いとしても、さすがにマスクを着けて歩いている人の全てがワクチンを接種しているとは思えない。もちろん、ワクチンを接種しない代わりにマスクを着けているのだという論理もあるので、どちらが正しいとは一概にはいえないが、少なくとも2回接種した人は3回目を接種して、マスクを外したらどうだろう。

 他人の目があるからというのは、危険な考えだ。ここにはもはや科学的根拠はなく、あるのは同調圧力だけだ。感染拡大初期の段階では、むしろマスク警察は必要だったが、ワクチン接種がある位程度進み、感染機会についての理解も共有されるようになっているのだから、互いが自分で考え節度を持った行動をとったらいい。というよりは、自分で考えて行動しなくてはならない

 マスクを着けてさえいたら自分はコロナ対策に関して無謬であると考えているというのは間違いであり、むしろ感染対策とより自由な生き方というのを日々模索しながら生活することが大切だ。

こっちの方が挫けそうになる

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