群馬ケンミンのひとりごと2

群馬に住むケンミンが県内の出来事やイベント・鉄道旅行などを紹介しています。

伊勢神宮(外宮)

2018-01-05 10:12:00 | 青春18きっぷの旅
伊勢神宮(正式名称は「神宮」)は、全125社から成り立っています。伊勢神宮の参拝は、外宮(げくう)から内宮(ないくう)へが正式な参拝方法です。

まずは、伊勢市駅から徒歩で数分の外宮へ向かいます。

↑外宮の入口です。


↑外宮の正式名称は「豊受大神宮」です。天照大神の御饌(食事)を司る神様です。御饌は、農業、漁業、畜産などの関わることから衣食住やすべての産業に関わるとされています。


↑参拝の出発点である火除橋を渡ります。外宮では左側通行です。


↑手水舎で清めた後に、寄ってもらいたいのがこの木です。ほとんどの参拝者が素通りしてしまいます。この木は表参道の第一鳥居右手にあり「清盛楠」(きよもりぐす)と言います。

平安時代末期の武将・平清盛が勅使として外宮に参向したとき、この木の枝が冠に触れたため怒って西側の枝を切らせたという伝承によってこの名で呼ばれているそうです。

樹齢は1000年に近いといわれており、二本あるように見えますが実は一株の大木なんだそうです。


↑第一鳥居です。鳥居をくぐる時は一礼して、左側を通ります(真ん中は神様が通ります)。鳥居に取り付けられている植物は「サカキ」です。木へんに神と書いて「榊」(さかき)です。神と人との「境の木」という意味も込められているそうです。

第二鳥居をくぐり、右手に神楽殿を見て、これをご覧ください↓

↑この榊の木は「四至神」(みやのめぐみのかみ)と言って、伊勢神宮全125社のひとつなんです。神社なんですよ!外宮の四方を守る神様です。

↑古殿地(こでんち)です。空き地ではありません。外宮で一番大切な正宮(しょうぐう)の隣にあります。20年ごとに正宮を建て替え、御神体を隣に引っ越す「式年遷宮」が行われ、この古殿地は、前の正宮があった場所なんです。この式年遷宮は約1300年間行われ、次回の第63回式年遷宮は15年後の2033年です。

↑正宮・豊受大神宮です。お参りは二礼二拍一礼です。ここでは日頃の感謝を祈ると良いそうです。

↑この石橋である亀石を渡ります。亀に似ている!


↑風宮(かぜのみや)です。風雨を司る二神様です。鎌倉時代の蒙古襲来の際に神風を起こした二神と伝わっています。

↑土宮(つちのみや)です。外宮創建前から鎮守の神として親しまれています。

↑90段の階段を上ると「多賀宮」(たかのみや)です。豊受大神宮の荒御霊を祀る別宮で、なにか事を始める時にお参りするとよいとされます。

↑古殿地の左奥に見えるのは、「御饌殿」(みせでん)という建物で、天照大神と豊受大神が一緒にお食事をする場所なんです。立ち入り禁止です。

↑これは「忌火屋殿」(いみびやでん)です。神様のお食事を準備する台所なんです。立ち入り禁止です。

↑これは「御厩」(みうやま)です。二頭の神馬(しんめ)を飼育しています。馬は神様の乗り物です。毎月3回、神前に牽参するので、運が良ければ神馬を見ることができます。この日は見られませんでした。

以上が、外宮の必見ポイントです。

さあ、路線バスに乗って内宮へ向かいます。


↑内宮行きの路線バスのきっぷうりばは大混雑しています。しかし、

↑SuicaやPASMOなど交通系ICカードがあれば、ここでタッチしてすぐに内宮行き路線バスに乗れますよ!大人430円です。

伊勢神宮(内宮)へつづく。