群馬ケンミンのひとりごと2

群馬に住むケンミンが県内の出来事やイベント・鉄道旅行などを紹介しています。

飯田線全通80周年の旅その1

2017-09-02 14:26:00 | 青春18きっぷの旅
夏の青春18きっぷの利用期間は9月10日までです。

飯田線は、昭和12(1937)年8月20日に、大嵐駅~小和田駅間が延伸開業して現在の飯田線が全通しました。

今年で飯田線は全通80周年を迎えました。


↑飯田線を走る213系5000番台


JR飯田線は、東海道本線・豊橋駅(愛知県)と中央本線・辰野駅(長野県)を結ぶ195.7kmの路線です。愛知県・静岡県・長野県の3県に全94駅があり、平均駅間距離は約2.1kmと極端に短いです。

飯田線は、全線を1本の路線として建設されたのでなく、豊川鉄道・鳳来寺鉄道・三信鉄道・伊那電気鉄道の4つの会社が区間を分け合って長い時間をかけて建設されました。

全通したのは、昭和12(1937)年8月20日。先月で全通80周年を迎え記念列車が運転されました。

4つの私鉄が国鉄に買収され、飯田線として1本化されたのが、昭和18(1943)年8月1日です。

JR飯田線は、全区間を普通列車で乗り通すと約6時間かかります。飯田線は、全国の鉄道ファンが一度は乗ってみたいと憧れる路線でもあります。また、最近は、秘境駅とも呼ばれる無人駅に注目が集まっています。

ケンミンは、10年ぶり5回目(←高校野球の出場校の紹介みたい)の飯田線全区間に乗ってきました。10年前は119系電車でした。

群馬から湘南新宿ラインに乗って小田原へ。そこから東海道線の普通列車を乗り継いで、飯田線の始発駅の豊橋駅へ。

↑東海道線の豊橋駅で乗り換えです。

↑豊橋駅構内には、飯田線全通80周年の掲示がたくさんしてあります↓




↑豊橋駅13時42発の天竜峡行きへ。天竜峡から2分接続の岡谷行きに乗ると、辰野駅には19時44分に到着します。6時間02分の旅です。一般の人で6時間も電車に乗るのはイヤでしょうね。

ちなみに飯田線とほぼ同距離のJR東海道本線・山陽本線の米原駅~姫路駅間(198.4km)を最高時速130kmで走る新快速電車では、2時間半で到着します。



↑213系5000番台2両編成で、さあ、飯田線の旅が出発進行です。

飯田線は、駅間距離が短いので、電車が発車するともう次の駅に到着します。これも私鉄時代の特徴です。

↑飯田線は、私鉄として建設されたので、ところどころ、私鉄時代の架線柱が残っています。この駅は「東上」(とうじょう)。東武東上線を思い浮かべてしまいます。

↑湯谷温泉~三河槙原間では景観の素晴らしい宇連川(板敷川)に沿って走るので、風光明媚です。

↑東栄駅を発車すると、愛知県から静岡県に入ります。

↑中部天竜駅で乗務員が交代します。11年前の平成18年まで、豊橋~中部天竜間を「トロッコファミリー号」というトロッコ列車が運転されていたのを思い出します(ケンミンも数回乗りました)。ED18やEF58などの電気機関車が牽引していました。

↑城西駅を発車すると↓

↑「S字鉄橋」(第六水窪川橋梁)と呼ばれる名物鉄橋があります。全長400.7mで飯田線の中では一番長い鉄橋で、対岸に渡らない「渡らずの鉄橋」です。

↑大嵐駅で列車交換待ちです。この大嵐駅は昨冬の青春18きっぷのポスターに掲載されていました。

↑大嵐駅構内には、全通60周年の記念植樹がされています。

↑JR飯田線秘境駅の代表格である「小和田駅」です。秘境駅ランキング第3位です。

↑秘境駅の中井侍駅です。長野県に入りました。

↑平岡駅で列車交換待ちです。

↑信州も養蚕が盛んな土地だったので、「信州名物 蚕のさなぎ」を買いました。信州に親戚がいたので、夏に行くとよく出されました。結構、美味です。

↑特急ワイドビュー伊那路4号と交換してから発車です。
飯田線は山間部を走行するので、特に秋の紅葉シーズンは美しいです。


↑この列車の終点・天竜峡駅に到着しました。

↑2分後に岡谷行きの電車に接続しますが、天竜峡駅前が賑やかなので、次の電車まで約30分間あるので、途中下車しました。

つづく。