入院していた愛車が帰ってきた。
修理内容はリヤクーラーにエアコンガスを送る電磁弁の交換。
この電磁弁はたびたび固着して、その度に金づちで叩いて直し、使っていた。
取り外した電磁弁を分解してみた。
初めて内部構造を見た。
たぶん以下のような仕組みだと思う。
アルミの筒に、鉄の摺動体が入っていて、摺動体はバネで左に押し付けられて、左から流入するガスをストップしている。
本体のコイルに電流が流れると、摺動体が右に動かされ、ガスの通り道が開く。
ご覧のように摺動体はサビだらけである。
アルミ筒の内面にも移りサビがいっぱいで、カンナの刃を抜く要領で叩かないとなかなか抜けなかった。
作動不良の原因はサビと判明。
サビの状態を見ると、閉じたままの固着だけでなく、中途半端に開いた状態での固着もありそうで、その場合は「リヤだけ冷えが弱い」という現象があるかもしれない。
構造を見るとサビに弱い鉄製の摺動面が広いし、エアコン用だから冬場は長期間閉じたままで放置されるのが気になるところである。
この電磁弁の本来の用途が何なのか分からないが、エアコン用には向かないのかもしれない。
副産物だが、今回の経験で固着した電磁弁の正しい叩き方(?)が分かった。
写真に示した矢印の向きから電磁弁ユニットを叩きましょう。
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冷媒が通る訳ですからOILも使用できないとなると将来に向けての対策は困りましたね。
何か錆対策したものは無いのでしょうか?
次回また固着したら、手動式の弁を取り付けようかと思っています。手動なら信頼性100%ですよね。
でも詰まりにつながるほどの大量のサビが発生するでしょうか。gabaruさんのは何が詰まったのでしょうね。
真空引きしても、多少の空気や水分は配管内に残るでしょうから、鉄部のサビは避けられないような気がします。
空気工具の場合はエアー配管の途中に水抜きとオイル噴霧器を介在させますが、冷媒を通す配管には使えませんしね。
皆さんの情報だと、電磁弁の固着は何時起こってもおかしくない状態ですね!
その時に備えて、電磁弁の叩き方は覚えておきます。
でも、過去に私は交換した翌年に固着しています。
叩いて直すのは得意になりました。
ご希望があれば指導させていただきます。