わが越谷市の夏は暑い。
暑さ日本一の熊谷市と競い合うほどである。
ボクは暑さに弱く、おまけにエアコンにも弱い。
だから、毎年夏を北海道で過ごすのは、越谷の暑さから逃げるためという意識が強い。
それも今年で連続10年目になった。
10年ともなれば、観光やグルメへの関心が薄れて、ますます「避暑」のウエイトが大きくなってくる。
そして年齢を重ねるごとに、「北海道まで逃げ出す元気が無くなったらどうしよう」という不安が膨らんでいる。
先日、関東エリアに涼しい場所はないものかと、気象庁のデータを調べていて、意外な穴場を見つけた。
茨城県の北のはずれにある海沿いの町、北茨城市である。
まずは下記データをじっくり見てほしい。
7月8月の、平均気温、最高気温の平均、最低気温の平均、月間の最高気温、月間の最低気温、である。
北茨城市の気温は、越谷市よりも大幅に涼しくて、札幌や軽井沢に近いのである。
面白いことに、40キロ北にある福島県いわき市よりも涼しい。
ボクの故郷である秋田の気温と比べてみると、これまたビックリである。
念のため確かめたが、これは2015年の特異現象ではなく、毎年同じ傾向なのである。
北茨城が涼しいのは、寒流である千島海流の影響と、
この地形にその秘密がありそうだ。
阿武隈高地と海に挟まれて、海上の島のような気温になっているのかもしれない。
面白いことに、わずか50キロ南にある水戸市は、さいたま市なみに暑い。
夏の暑さに関して、北茨城市は関東平野の中での「特異点」と言っても良いだろう。
それに、北茨城は冬も悪くない。
冬は関東平野型の気候になるから、晴天が多くて、ほぼ雪は降らない。
関東平野は、日光を上手く取り込むことが出来れば、九州以北で最も冬を暖かく過ごせる場所だと思う。
北茨城市は、高速道路を使えば、わが家から日帰り圏にある。
人口4万余の市だから、生活インフラに懸念はないし、海釣りも楽しめそうだ。
近い内に、避暑地または移住候補地として、現地暮らしを試してみたいと思っている。
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後日の追記
2017年7月3日から3ヶ月間、実際に北茨城暮らしを体験しました。
気象庁のデータ通りで、エアコン要らずの涼しさを満喫しました。
毎日ブログを書きましたので、興味ある方は御覧ください。
なお、体験した北茨城の涼しさに関しては、下記の日付ブログにデータをまとめて掲載しています。
海岸から2~30分程度で渓流釣り(岩魚が居ます)も出来ます!
南隣の高萩市も良いですね~
震災前は、良く通いました。
今年は、残留放射能の数値も落ち着いて解禁出来たと思います
ただ自分が思うに 海はまだまだ危ないと思ってますよ。涼しさの元の海流が福島原発沖をモロに通ってます
日々、雨のたびに海に流れ込んでいる水!
公表、測定されてない海流しない小魚、カニや海草にダメージがあると思います。
北茨城の人も野菜や魚近所からもらっても食べられないとこぼしてました。
夏限定で海釣り無し、というところが無難でしょうか。
全く想定外でした。
P泊が可能で近くに釣りなどの遊びが出来ると良いですね。
この事実はあまり知られていないようです。
原発問題が無ければ、引っ越しを考えたくなります。
茨城県内で、通常の生活をするのに特に支障はありません。今年も酷暑が始まりました。機会があれば、是非、お越しください。
今日は全国的に猛暑でしたが、今日は汗もかかずに快適に過ごせました
気象庁の過去の月別日別気温データを見られたらよいと思います。過去数年の最高最低気温を見れば正確な判断が出来ます。
移住考慮とは羨ましいです。
おなじ関東地方、勝浦市特有の気候です。