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秋セセリ

2015年08月26日 | 2015年のブログ
厳しかった暑さもやっとひと段落して、街の花壇では沢山のセセリチョウが飛び始めました。
秋セセリと題しましたが、きょうはちょうど今頃から数を増やすイチモンジセセリとチャバネセセリのお話です。


(イチモンジセセリ 2015/8/23 千葉市 α58/SONY DT18-135)
イチモンジセセリは東京や千葉では5月~6月頃に第1化が発生しますが、発生数はかなり少なめです。
これはおそらく0℃前後に下がる冬の気温がこの蝶の生息限界で、無事に春を迎える幼虫が少ない為と思われます。


(イチモンジセセリ 2015/8/23 千葉市 α58/SONY DT18-135)
ただこの蝶には高い移動性があり、8月頃には第2化の個体と温暖地からの移動群が合流して一気に増えるようです。
北海道では夏から秋にのみ見られ年によっては全く見られないらしく、冬には全て死滅すると考えられています。


(チャバネセセリ 2015/8/15 千葉市 α58/SONY DT55-200)
一方このチャバネセセリは毎年8月頃から見られ、その後は霜が降りる頃まで継続的な発生が見られます。
これは東京や千葉付近では越冬が出来ず、ウラナミシジミのように毎年温暖地から移動して来る為と思われます。

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コスモスが咲く頃には、ヒメアカタテハ、ウラナミシジミ、チャバネセセリなどの移動種の最盛期になりますね。
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