goo

カナダの蝶2

2010年08月21日 | 2010年のブログ
8月9日はバンフの町外れを流れるボウ川沿いの散策路で蝶を撮りました。
バンフはカナディアンロッキー東南部にある山間の町でロッキー観光の拠点となっています。
標高1370mですが高緯度に位置する為、この日の朝は6℃にまで冷え込みました。
時期的にはもう夏の終わりで蝶もそろそろ終わりの感じでしたが、何とか数種類を見つけることが出来ました。


(カスケード・ガーデンからのバンフ市街とカスケード山 2010/8/9 バンフ国立公園 α300/TAMRON AF18-200)
バンフの町外れのボウ川を渡った所の公園から振り返ったカスケード山の山容です。
ボウ川沿いには散策路があって、ボウ川の美しい眺めとともに草地では野草や蝶を見ることが出来ます。


(Colias christina ♀ 2010/8/9 バンフ α300/TAMRON AF18-200)
今回も学名だけにしましたが、「カナダの蝶1」でご紹介したクリスティーナモンキの♀です。
♂は縁の黒いミヤマモンキ型ですが♀は淡いモンキチョウ型の縁取りで、やはり中央付近がオレンジに染まります。


(Lycaeides melissa ♂ 2010/8/9 バンフ α300/TAMRON AF18-200)
メリッサミヤマシジミの♂がいました。
日本のミヤマシジミに似ていますが色は青味が強くてとても綺麗でした。


(Lycaeides melissa ♂裏面 2010/8/9 バンフ α300/TAMRON AF18-200)
裏面も日本のミヤマシジミに似て後翅のオレンジの紋にはブルーの輝点が入ります。


(Agriades glandon ♂ 2010/8/9 バンフ α300/TAMRON AF18-200)
メリッサミヤマシジミの他に草地ではもう1種このライトブルーのシジミを良くみかけました。
ロシアやカナダなど北極をとりまく地域に分布する北方種で英名はArctic Blueと言うそうです。


(Agriades glandon ♂裏面 2010/8/9 バンフ α300/TAMRON AF18-200)
裏面は雪国の冬の空からちょうど雪が舞い降りているような不思議な印象でした。


(Speyeria mormonia 2010/8/9 バンフ α300/TAMRON AF18-200)
バンフではやや小ぶりのこのヒョウモンを何度か見かけました。
モルモンヒョウモンと呼ばれる種類のようで、裏面はギンボシヒョウモンを渋くしたような感じでした。


(Euptoieta claudia 2010/8/9 バンフ α300/TAMRON AF18-200)
一瞬何の仲間か迷いましたがどうやらヒョウモンチョウの仲間のようですね。
調べたら北米に広く分布するトケイソウヒョウモンという種類のようです。


(Phyciodes cocyta 2010/8/9 バンフ α300/TAMRON AF18-200)
現地で一番迷ったのがこれ、何の仲間か想像もつきませんでした。
調べるとミカヅキタテハ属というヒョウモンモドキに近い仲間の蝶らしく、英名もNorthern Crescent。


(Phyciodes pratensis 2010/8/9 バンフ α300/TAMRON AF18-200)
同属の蝶をもう1種見つけました、英名はField Crescentという蝶のようです。
こちらはヒョウモンモドキに近い印象ですね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回は長い練習の甲斐あって何とか18-200のズーム1本で済ませることが出来ました。
やはり他のツアー客と一緒に歩くことが多いのでレンズ交換は厳しいです。
本当は17-50と90mmマクロを持って行きたかったのですが・・・。
goo | コメント ( 14 ) | トラックバック ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする