日銀の金融緩和政策で円安、株高までは予想通りだったが、思わぬ長期金利高になった。
これは一時的な現象だとは思うが、国債が売られて国債の価格が安くなったことによるという。
今朝、新聞で知ったとかでそのメカニズムを妻から教えてもらったが、すぐにそのメカニズムを忘れてしまいそうである。
新聞を見ると、その詳しい説明が数字をつけて説明がされていたが、これをもっと図解するとかなんらかの方法でもっと直観的に説明はできないのだろうか。そのことは私の密かな(数学教育上の)課題となった。
その課題は解けてはいないが、長期金利高のメカニズムを言葉で説明すれば、
国債の購入価格は額面ではなく、そのときの市場での取引される量によって額面から上下しているから(実はこんなことも私は知らなかった)(注)、国債の購入によって期待される金利も増減することになる。
国債の価格が額面よりも安ければ安いほど、金利は上がってくることになる。
なぜなら、国債は国債をもっている人に10年後にあらかじめ決められた定額の利息を払うという約束なので、もしか国債の価格が額面よりも安いのならば、金利が上がったことになる。
それを基準にして銀行の長期金利を定めるので、長期金利が上がるというわけである。
それにしても経済はまさに生き物である。
(注) 国債の売り出しのときでも額面よりも低い価格で銀行は日銀から入札により購入しているらしい。