トヨタが昨年の業績がよかったという。それでNHKによれば日本経済に活気がもどることを期待されている。
これは自動車産業は裾野の広い産業だから、トヨタが増収になれば、その関連産業が潤えば、日本全体とまでは行かないが、トヨタの周りの産業については少し先行きが見えてきそうである。
先日は悲観的な見方を述べたので、今日は少し楽観的な方の見方を述べてみた。スバルという名の車で知られる富士重工業も増収で黒字だという。
先日の悲観的な見解の背景にはシャープとかその他の電器産業の下請けが韓国とかベトナムに出て行き、そこでまた韓国の下請けとか関連企業と競争になっているという話をもとにしている。
そしてこれらの電器産業の下請け等はもう日本には円安になっても帰って来そうにはないということであった。これも多分本当であろう。
また自動車産業もアメリカでの現地生産とかとかインドでの現地生産というか現地の企業との合弁会社ができているという話を聞く。
だから、リフレ派の経済学の予想のいくらかは違ってくるかもしれないし、またある点においては予想と一致すると思われる。それでそれの評価をどうするかということが最後には問題となるのであろう。