先日の日曜日の午後に松前町第九を聴きに行った。開始時間に少し遅れて着いたが、会場に入ると指揮者の長谷川さんが歌劇魔笛の序曲の解説をされているところだった。
ダイジェスト版のCDながらこの魔笛は何度も聞いたことがあるので、懐かしい感じがした。この魔笛の完全版のCDを購入したいと思いながら、まだ果たしていない。
指揮の長谷川さんは伊予高校の音楽の先生らしいが、長身でノーブルな感じのするなかなかイケメンの先生である。彼が伊予高校の吹奏楽部を育てたのだろうか。コントラバス以外の弦楽器がないので、ちょっと普通の交響楽団の演奏とは感じが違うが、それでも立派な演奏である。
続いてエグモンドの序曲も終わり、休憩になった。そこで後ろの立ち見をしていたのが、ようやく会場の最前列に空いていた座席に座ることができた。
第2部はようやく当該の交響曲第九の第4楽章の歓喜の歌である。第九は第3楽章までが結構長くて合唱団は後ろに立って自分の合唱の部分が来るまで待つのが普通だが、単刀直入に第4章楽章なので、直ぐに合唱になる。
妻が2年前に第九の合唱に出たことがあり、毎晩その練習を聞かされていたが、いまでも私が覚えているのはその一部にしかすぎない。先日のエミフルであった彼らのリハーサル(プローベ)では、知っているところを合唱について小声で歌ったら、妻にたしなめられたので、今回は自重した。
昨年から松前町第九の演奏は行われている。昨年は上京の日程と重なったので、聴くことができなかったが、今年は聴くことができてよかった。
こういう行事は費用もかかるのだろうし、それに合唱に出る人の熱意がなくてはできない。関係者のご尽力には頭が下がる。来年以降もこのコンサートが続いてほしいと願っている。
会場は満席で町民のみならず、この演奏会が多くの人たちから支持されていることを示している。
(2011.12.19付記) 昨日また松前町の第九合唱のコンサートがあったらしいが、私は聞きに行かなかった。それにもかかわらずこのブログが検索にかかったようで、検索された方々に申し訳ないので、補足を付け加えておく。
プレリハーサルを松前エミフルで聞いた妻によるとさすがに歌いなれをしてきてメンバーの歌が上手になっているということであり、喜びに耐えない。ただ、第九はドイツ語の歌であるので、ドイツ語にも関心をもってもらいたいと切に思っている。
ただ、ドイツ語を学ぶことはそんなに楽ではないので、その要点を私が世話人をしていて、一ヶ月に一回開催している、雑談会でドイツ語の文法の要点をレポートするから、松前町のコーラスグループに参加している妻の友人のKさんに参加してくれるように、頼んでみてくれないかと私は妻に言っているのだが、どうも妻は積極的にこのことをPRしてくれる気がまだ起こらないらしい。
残念である。