神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

右岸の用水5

2017-07-22 07:00:38 | 善福寺川6

 清明が池の南で合流した右岸流は、すぐ大宮八幡から熊野神社前を通る古道を越えます。そこには大正寺(だいしょうじ)橋が架かっていました。→ 「堀之内村絵図」→ 「東京近傍図」にも描かれている橋で、現大宮小学校付近にあったといわれる、真言宗のお寺の名前、大正寺(大聖寺)にちなんだネーミングです。「杉並の川と橋」(平成21年 杉並区立郷土博物館)によると、安政4年(1856年)の妙法寺関係の文書に「大正寺坂下橋」とあるそうで、また、明治初年の「東京府志料」には「大正寺橋長二間半幅一間」と書かれています。

 

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    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

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    ・ 「陸地測量部発行の1/10000地形図(昭和4年測図) / 上高井戸」と「同 / 中野」を合成したもので、上掲地図と同一場所、同一縮尺です。

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    1. 大正寺橋の架かっていたところです。右手は大宮八幡へと向かう上り坂(大正寺坂)、左手は本村橋を経て熊野神社に至ります。

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    2. 大正寺橋の先にだいしょうじ公園があります。右岸流は二流に分かれますが、ここでは先ず左折します。 

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    3. だいしょうじ公園を回り込み、最後に左折で公園を離れます。 

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    4. 右折して堀ノ内南児童館の北東側に回り込みます。