神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

右岸の用水3

2017-07-03 06:57:41 | 善福寺川5

 前回の最初の→ 写真の二流に分かれていたところに戻り、段丘をえぐるように孤を描いていたほうを追います。ただ、前半の南に向かう部分に重なる道路はなく、左カーブで孤を描いているところから始めます。なお、この区画については「杉並の川と橋」(平成21年 杉並区郷土博物館)にも記述があり、「大松橋の南台地(済美山)の池は、湧水から出来ていた。北向きの崖下は、冷たい水が豊富にあったので、水芭蕉が咲いていたと伝えられる。この池は、後に釣り堀になったそうである。土地の人の話によると、ここは近くにあった嵯峨侯爵邸(現郷土博物館)の池であったとの事である」と書かれています。釣り堀は「空中写真」の左端に写っていて、西隣の道路との間に今回の水路がありました。

 

Ugan3

    ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク&ウォッチしてみました。(一部推定によっているところもあります。)

Ugans22

    ・ 「昭和22年米軍撮影の空中写真」  上掲地図のグレー枠の部分です。同一個所に同一番号を振っています。

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    1. 左カーブで孤を描く段丘際の道路から始めます。

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    2. 左カーブの先で道路の幅が急に狭くなり、車止めが見えています。

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    3. 明かに水路跡だと分かる区間で、車止めの先で右折、次いで左折します。

0322g

    4. 前回の水路と合流します。右折して本流に戻っていましたが、最後の区画は雑木林になっていてたどれません。