西田橋手前で桃園川を横切った区境は、青梅街道に向かいます。この区境沿いには西町天神横から発する小支流があり、これまで追ってきた右岸流に合流していました。水源はよくわかりませんが、街道沿いを流れる雨水や生活排水を桃園川に落とす、悪水路として機能していたものと思われます。区画整理によって右岸流の一部が埋立てられた際、この小支流が合流したあとの水路は存続し、宮園橋下流の左カーブのところで、桃園川本流に合流するよう付替えられました。結果、前回は右岸流の一部として扱かった水車坂下の水路跡ですが、今回の小支流の下流部分となったわけです。
- ・ 昭文社の地図ソフト"Super Mapple Digital"で作成、縮尺は1/6000です。青点線が実地調査及び当時の地図、空中写真などで確認できる水路跡で、そのポイントを地図に記入した番号順にウォーク＆ウォッチしてみました。（一部推定によっているところもあります。）
- 1. 水車坂の先です。通り抜けはできませんが、水路跡は断続的に残されています。
- 2. ここから先は水路跡と区境が重なります。右写真は振り返っての撮影で、右カーブで1.に向かう水路跡です。
- 3. コンクリート蓋の路地が青梅街道に向かいますが、途中でフェイドアウトして、通り抜けできません。
- 4. 青梅街道に出て回り込んだところですが、こちらからもこれ以上は戻れません。
- 5. 青梅街道に突き当たって終了します。左手は北野神社（西町天神）の境内です。