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「家族の分け前」 森浩美

2020-03-16 | 読書

公民館で借りてきた。配本はどうなってるのかよく知らないけど、中央図書館で廃棄前に各公民館を回すのかな。古い本が多く、これも2011年が初版。

いろいろな形の家族、うまくいかないときもあるけど、最後はかすかな絆に気が付き、それを取り戻そうとする家族再生の話。

うーーん、現実はこう甘くないというのは簡単だけど、こうあればいいと希望をもらうのも読書の一つの効能。

先日の「子供たちの場所」が余りに暗かったので、そのあとでこの本に出合ったのはよかった。

著者は文壇の人ではなく、放送作家から作詞家に転身。田原俊彦、SMAP、Kink Kidsなどのヒット曲を作詞、その後小説を書くようになったそうです。

読みやすくてよかった。話の底に人への信頼があって、安心した。近くの人を大切に、信頼して行きていこう。そういうメッセージが込められている。


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