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結城、山茶花の塩瀬

2020-12-05 | きもの

本日はこちらを着てみました。

結城紬、塩瀬の名古屋帯。山茶花の染帯。

結城は、2011年、百亀甲という触れ込みの品をネットで買い、その頃たまに仕立てをお願いしていた人に、自分の寸法に直してもらった。

いいものですよ、と言ってもらったのでちょっと安心。私は結城の良し悪しなど分からないので。

55歳くらいから着物に少しはまり、年相応のものを少しずつそろえたけど、私的には高い買い物だった。一度仕立て直していたそうで、私は三人目のユーザになります。

私もしみじみと物好きですねぇ。

 

帯は以前大島に締めたら、滑って締めにくかったけど、さすがに結城なので楽に結べました。

帯締めは帯のおまけにつけてくれた。これもネット上の店で買う。

一度、水彩画のサークルの女子会に着て行ったけど、ただの普段着にしか見えないのがこの着物の持つ徳。人を居心地悪くさせない。洋服で言うと、セーターと同じくらいの格って、セーターくらいになるともう格がどうのこうのじゃないですもんね。

着ていて気分が楽です。今年の冬は人のこと気にせずに、着て出かけたいものです。

なるだけ小さく結ぶ。

柄が全部入り切らなかった。

二階は暖かい。暖かい部屋で着物着るのもしばらくの間かな。

寒くなり、忙しくなるので。

ゆっくり着物着ている時は心安らか。

今日は夫の仕事は昼まで。昼ごはんの時、私、毎日違う着物着ているの知ってる?と聞いたら、着物着ているの知らなかったとぼけていた。いや、ほんとにぼけ始めたのかもしれません。

午後から出かけたので帰ったらまた結城着て、半幅帯にするつもりだったけど、面倒になって中止。

いずれまた。

山茶花の季節です。


 

おまけ画像。

2011年3月、京都で生まれて初めて十二単を着せてもらいました。西陣会館。

化粧、カツラの後、まず小袖という、今の着物のようなものの上から長い袴をはき、そのあとは前後に一人ずつついて、着物を重ねるたびに腰ひもを後ろから前に手渡して前で結び、上からまた着物を重ねて結ぶと一枚下の紐は抜く、を繰り返します。最後に腰までの唐衣を羽織って、最後に裳を付けて紐を前で結ぶ。

着物の重さは紐が受けて、今の帯みたいに幅広でも硬くもなく、案外楽でした。費用は写真代込みで1万円だったかな。

香川県高松市のお城の近くに博物館のようなところがあって、こちらも時代衣装いろいろ着せてもらえます。十二単は夏用もあり、着物は初めからセットして羽織るだけですが、無料なのが嬉しい。

広島から何度も着るために来る人がいるそうで、長袴は持って来るそうです。

自前の長袴、その方も十二単大好きなんですね。私も大好き、話が合いそうです。

十二単着ていると光源氏みたいな貴公子に出会えそうな気がする。。。。と乙女の妄想はこの歳になっても続く。


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2 コメント

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きものライフ (カンカン)
2020-12-07 19:49:59
結城と山茶花の帯が素敵ですね。
私も洋服の中にいても違和感のない着物が目標で、気持ちが楽になる和服が好きです。
私は母が亡くなり、仕事もリタイアする時期から着物を着るようになりましたので、まだ経験は浅いのですが、先日歌舞伎に和服を着て行ったら、着付けにすごく時間がかかってしまい、家でもっと練習しなければと思いました。やわらか物は特にあまり着ないので、ずるっとしてしまって難しいです。それでそろそろ家でもきものを着てみようかと思い始めました。ウールでも紬でも、半幅帯の練習をして。
frozen rose さんは毎日着るようにしていらしてすごいですね。自転車にも乗っちゃうなんて!
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カンカン様へ (frozenrose)
2020-12-07 20:35:58
こんばんは。見ていただいてありがとうございます。
いいものは持っていないのですが、解いて、外へ着て行ける洋服にする腕もなく、とりあえず着ています。

歌舞伎を見るのに和服着るというシーンがが地方在住者にはとっても羨ましいです。お茶会などではなく、一人で着物着てもおかしくない場所がこちらではあまりないので。

カンカン様はとても着慣れた印象で、着ているものもあか抜けていて、いつもさすがと思いながら拝見しています。色数抑えてすっきりが都会的ですよね。私はほとんど古いものばかりで昭和感満載。

これからも参考にさせてくださいね。山野草、寺院のお写真もとても素晴らしくて癒されます。

これからもどうぞよろしくお願いします。
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