昼ご飯食べて、またバスに乗り、午後4時前、コルドバに着きました。
グアダルキビール川にかかるローマ橋は、今から2千年も前のローマ時代に造られたそうです。
今もきちんと使えるのにただビックリ。
コルドバはイスラム勢力の支配した10世紀に後ウマイヤ朝の首都として最も栄え、100万の人口を誇ったそうです。当時、学術、文化に優れていたイスラムの文献がここで翻訳され、ヨーロッパ各国へ伝わったとか。
バスを降りてメスキータ(昔の回教寺院)へ行きます。サンミゲルの門。こちらの扉は塞がれています。
ヤシとオレンジの中庭を抜けて建物の中に入ります。
たくさんのアーチが並びます。大理石に煉瓦を組み合わせ、接着することなく、天井を支えています。
赤と白の繰り返しが美しい。
今は壁で中庭との間がふさがれていますが、イスラム寺院の時には中庭も含め、二万五千人が一度に入れたと言われる大寺院で、メッカに向けて祈りをささげていたとか。
あちらがメッカ方向。
天井も美しくも細かな装飾が。
でも、真中にいきなりキリスト教の祭壇が。なんか木に竹を継いだよう。
レコンキスタのあと、キリスト教会になり、カール五世の許しを得て改装しますが、王は「世界のどこにでもあるものを作るために世界のどこにもないものを壊した」と嘆いたと伝えられています。
これがスペインの歴史の特異なところ。今となっては世界のどこにもない教会になっています。
100万都市の中心のモスク、コーランの響き渡った昔は遥かに遠く。
しかしここに立つと、現在のISなどの持つイメージとは全く別の、イスラム世界の素晴らしさを感じることができました。8世紀当時の土木技術にも脱帽です。
人々はここの池で沐浴したあと祈りをささげたそうです。池はなくなり、井戸が一つだけあります。
まだまだ陽射しは強く、影は濃い。
続いて教会から続く小道を歩きます。
皆さん、途中で決して振り返らないように。と添乗員さん。
途中、中庭を通ります。本日のガイドさんはガイド協会の顔役で、お店の中を通らせてくれました。
中庭に噴水があるだけで、とても涼しい。上は日除けを掛けています。
オアシスに人が集まり、木陰で憩う、沙漠の民の知恵がこの中庭には生かされているようです。
緑を何よりも大切にしている気持ちが伝わってきます。
そして美しい中庭を持つことは一種の贅沢。
通りを抜け振り返るとこの眺め。路地の向こうにメスキータのミナレット(尖塔)。素晴らしい。
通りの先も中庭になっていて、土産物、雑貨、飲食店などがあります。そしてここにもお約束のオレンジの木が。
木陰がこんなにありがたいものだとは、スペインへ来るまでは分かってなかったかも。
木の下で人の心は安らぎます。木は大切。
おみやげと花鉢。中国人もイヤホンガイドつけて観光中。
洋服と花鉢
タベルナはレストラン?夜には開くでしょう。
鉢を青で統一しているのもいい感じ。目にうるさくない。
奥にはカフェが。アプローチにこぼれる花々。
さて名残は尽きませんが、今夜の宿、セビリアへと向かいます。
またしても牛の看板。ユーモラス。
途中、高速降りてヒマワリ畑へ行きます。別に観光地でもないただの道端、大型バズが止められるGS前のくぼみを知っているなんて、添乗員さんもドライバさんも素晴らしい。
私達はとっとと降りて、とっとと畑へ行きます。
咲いています。
どこまでも続くヒマワリ。油を採ったり、種をスナックにするようです。
ヒマワリ畑で。
そして、、何となく大雑把さを感じる国のイメージですが........
通院がちょっと多いので、又ゆっくり楽しみに見せてもらいにきますね。
蒸し暑いのが疲れるわぁ~。回復するのに時間がかかる様になる季節です。
空が澄んでいるのは湿度が低いからで、3%と言う予報もありました。日本では体験できない湿度です。
蒸し暑いの、疲れますよね。どうぞお大事に。
私も今頃時差ボケが出てきて、昼間寝て、今頃から活動します。いつかは治るでしょうが、疲れた時にはお互い無理せずに休みましょうね。