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6/10 郷愁のコルドバ

2016-06-23 | 炎熱のスペインを行く

昼ご飯食べて、またバスに乗り、午後4時前、コルドバに着きました。

グアダルキビール川にかかるローマ橋は、今から2千年も前のローマ時代に造られたそうです。

今もきちんと使えるのにただビックリ。

コルドバはイスラム勢力の支配した10世紀に後ウマイヤ朝の首都として最も栄え、100万の人口を誇ったそうです。当時、学術、文化に優れていたイスラムの文献がここで翻訳され、ヨーロッパ各国へ伝わったとか。

バスを降りてメスキータ(昔の回教寺院)へ行きます。サンミゲルの門。こちらの扉は塞がれています。

ヤシとオレンジの中庭を抜けて建物の中に入ります。

たくさんのアーチが並びます。大理石に煉瓦を組み合わせ、接着することなく、天井を支えています。

赤と白の繰り返しが美しい。

今は壁で中庭との間がふさがれていますが、イスラム寺院の時には中庭も含め、二万五千人が一度に入れたと言われる大寺院で、メッカに向けて祈りをささげていたとか。

あちらがメッカ方向。

天井も美しくも細かな装飾が。

でも、真中にいきなりキリスト教の祭壇が。なんか木に竹を継いだよう。

レコンキスタのあと、キリスト教会になり、カール五世の許しを得て改装しますが、王は「世界のどこにでもあるものを作るために世界のどこにもないものを壊した」と嘆いたと伝えられています。

これがスペインの歴史の特異なところ。今となっては世界のどこにもない教会になっています。

100万都市の中心のモスク、コーランの響き渡った昔は遥かに遠く。

しかしここに立つと、現在のISなどの持つイメージとは全く別の、イスラム世界の素晴らしさを感じることができました。8世紀当時の土木技術にも脱帽です。

人々はここの池で沐浴したあと祈りをささげたそうです。池はなくなり、井戸が一つだけあります。

まだまだ陽射しは強く、影は濃い。

続いて教会から続く小道を歩きます。

皆さん、途中で決して振り返らないように。と添乗員さん。

途中、中庭を通ります。本日のガイドさんはガイド協会の顔役で、お店の中を通らせてくれました。

中庭に噴水があるだけで、とても涼しい。上は日除けを掛けています。

オアシスに人が集まり、木陰で憩う、沙漠の民の知恵がこの中庭には生かされているようです。

緑を何よりも大切にしている気持ちが伝わってきます。

そして美しい中庭を持つことは一種の贅沢。

通りを抜け振り返るとこの眺め。路地の向こうにメスキータのミナレット(尖塔)。素晴らしい。

通りの先も中庭になっていて、土産物、雑貨、飲食店などがあります。そしてここにもお約束のオレンジの木が。

木陰がこんなにありがたいものだとは、スペインへ来るまでは分かってなかったかも。

木の下で人の心は安らぎます。木は大切。

おみやげと花鉢。中国人もイヤホンガイドつけて観光中。

洋服と花鉢

タベルナはレストラン?夜には開くでしょう。

鉢を青で統一しているのもいい感じ。目にうるさくない。

奥にはカフェが。アプローチにこぼれる花々。


 

さて名残は尽きませんが、今夜の宿、セビリアへと向かいます。

またしても牛の看板。ユーモラス。

途中、高速降りてヒマワリ畑へ行きます。別に観光地でもないただの道端、大型バズが止められるGS前のくぼみを知っているなんて、添乗員さんもドライバさんも素晴らしい。

私達はとっとと降りて、とっとと畑へ行きます。

咲いています。

どこまでも続くヒマワリ。油を採ったり、種をスナックにするようです。

 

ヒマワリ畑で。

 

 

 

 

 

 

 

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6/10 ラマンチャ地方を抜けてコルドバへ

2016-06-23 | 炎熱のスペインを行く

さて、トレドに名残を惜しみつつ、今日の日程をこなしていかなければなりません。

ツアーバスの窓に、広大なスペインの国土が広がります。

丘の上の砦は、レコンキスタ時代のものだそうで、ときどき見かけます。

修復して観光施設にするのではなく、自然に朽ちるに任せているそうです。

カンポデクリプターナの街へ着きました。この町外れに風車群はあります。

昔は粉ひきなどに使われていたそうですが、今は観光施設になっているとのこと。

一つだけ内部が見学できます。一階は水、スナック、土産物などを販売。村長さんの娘さんが経営していて、添乗員さんとは顔見知り。水を一本ずついただきました。さすがJTBであります。スペインではホッタテベーと読むそうです。

風車で粉を引く臼を回します。

丘の上からの眺め。遮るもののないスペインの平原。

これは添乗員さんに撮って貰ったんでした。登山用Tシャツに日よけの麻のジャケット。

各国からの旅行者多し。マドリードから日帰りできる距離なので、現地ツアーもある模様。

次にドンキホーテと言う名の道の駅みたいなところで休憩します。

昔のはたごを再現しているそうで、中庭には馬車や、馬をつないで水を飲ませる場所もあります。

向こうはドンキホーテの像なども。

土産物屋、カフェ、資料館となかなか充実した道の駅でした。


 

さらに旅は続きます。

空に飛行機雲

牛の看板は、商品名消して今も目印として残しているそうです。あちこちにあります。

道走っていて、目に楽しいオブジェです。


 

13:30 昼食のレストランへ。

ゴムが茂っています。暖かいんですね。我が家の鉢植え、今年の冬、とうとう枯らしてしまいました。

長男の生まれた年、管弦祭で買ったのに。40年持ったので良しとしましょうか。

ワインビネガーとオリーブ油、塩が定番。

サラダ。野菜たっぷりでおいしい。

生ハムを豚ロースで巻いてフライにしたフラメンキン。おいしかった。

赤ワイン、グラスで2ユーロ。おいしくて安くて感動。

デザートは缶詰らしくてイマイチ。スペインでは缶詰をタパス料理として店で出すそうなので、手抜きということではなさそうです。

おしゃれなレストラン。道路沿いにあり、周りは何もありません。ドライバー専用のレストランらしいです。

すっきりとした外観。白い壁に、空と同じ色の差し色が効いている。

セビリアあっち、コルドバ向こう。私達はコルドバ観光して今夜はセビリア泊まりです。

盛りだくさんのパックツアー。頑張って日程こなしていきます。

 

 

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