花のもとにて・・・。（ 本郷の千年桜・原間のイトザクラ ）

　お花見日和の土曜日、社会人になって初めてのお休みにルンルンお出掛けした息子の後を追うように（実際には全然別の方向だと思うけれど・・・）だんなさんと私は、お花見に出かけることにしました。近くに見える山も所々桜色に染まって、大好きな季節を迎えました。
　いつかだんなさんと二人で桜の開花と共に北上する旅に出ることを夢見ています。たくさんの人々が並んでいるような「桜並木」も良いけれど、年と共に「大きな桜の樹」への憧れは強くなるばかりです。
　夕方、息子の就職のお祝いと私たちの結婚記念日のお祝い（本当におめでたいのか分らないが、ここまで一緒にいることができたので）で食事に行くことにしたので、あまり遠くには・・・、ということでお隣の山梨県南部町の「大きな桜の樹」に会いに行くことにしました。
　ナビに住所を入れてもこの番地では出てこないので、以前頂いた「富士川紀行」というパンフレットの地図で、だんなさんがこのあたりだろうと目的地を入れました。
少し不安な感じの細い道を走って、ようやく「本郷の千年桜」→１００ｍの看板を見つけました。


『本郷の千年桜

　山梨県南巨摩郡南部町本郷、旧妙善寺境内に咲く千年桜。
樹齢500～600年と老樹にもかかわらず、毎年見事にたくさんの花を咲かせます。
看板には「植物形態学上興味深いのは、地上約5mの位置で樹幹の空洞中に根をおろしている点」とあり、不思議な形状の桜。
また、千年桜は県指定の天然記念物でもあり、見ごたえがあります。
周辺は自然にあふれ、徒歩15分のところには「原間のイトザクラ」が花を咲かせています。（後略）』（富士の国やまなし観光ネットより）

　　　　　

　　　　　　　　　　

　　　　　

　　　　　　　　　　

　　　　　


　
　ここから少し下ったところに「原間のイトザクラ」があります。

『原間のイトザクラ

　原間地内の旧法眼寺境内にある町内一の糸桜の巨木。桜はシダレザクラで町の天然記念物に指定されています。
樹齢１５０～２００年の巨樹で枝を四方に張り,細い枝は地面に届くほど垂れ下がり、支柱もなく樹形も整った清々しい桜であります。細い枝が風に揺れる姿はとても美しく、しなやかになっています！』（富士の国やまなし観光ネットより）




　　　　　


　　　　　　　　　　


　　　　　


　他に言いようがなくて
「綺麗だね～。」
と、百万回も口にしたような・・・？
「花のもとにて・・・」
と願う気持ちになってしまった一日でした。
前々から一度会いたいと思っていた「大きな桜の樹」　こんな素敵な出会いに感謝です。
「原間のイトザクラ」の近くの公民館の所にいらっしゃった地元の方が、「本郷の千年桜」のことを
「ず～っと前から千年桜、ず～っと先まで千年桜・・。」
と話していらしたのですが、「千年」（実際の樹齢は、５００～６００年）というザックリした感じがなんとなくのんびりとしていて、優しそうなおじさんたちとともに印象に残りました。
「大きな樹」を切るのも守り育てるのも人の心・・・だとしたら、大切に守り育てる人々にこそ・・・。
　カメラを持った方や、他県ナンバーの車、バイクなどの方はいらっしゃるものの、わんさか人がいるという感じではなくて、ゆっくり出会うことができました。　　　　　　


　　桜の樹　紹介　　　本郷の千年桜　　　山梨県南巨摩郡南部町本郷　３２３０

　　　　　　　　　　　　 原間のイトザクラ　山梨県南巨摩郡南部町本郷　１５４７　

　

　　　　　おまけ
　　　　　
　　　　　車のＣＭ用にどうでしょう・・・？


　季節は、なんだか逆戻り、花冷えの日曜日ですね。
日曜日だというのに、我が家は、早起きです。息子は、同期のお仲間たちとお花見だそうです。（それにしても早いね～。）楽しそう～。
　だんなさんと私は、さてさてどうしましょうか？