さて、やっと表題の「碧南市」へやってきました。
『 碧南市は、名古屋市から1時間圏内に位置し、三河湾に面するみなとまちです。
醸造業が盛んで、「白醤油発祥の地」、「日本最古のみりん」として有名です。蔵の見学もすることができます。「竜の子街道」と名づけて、セントレアから西尾市までのエリアで醸造のまちキャンペーンもやっておりますのでご参考ください。
(中略)
九重味醂周辺の大浜地区には歴史的価値のある建物や神社仏閣が多く現存しています。もし興味ありましたら、お寺巡りも楽しんでいただけるのではないかと思います。
(後略)』
・・・というお手紙と共に「観光パンフレット」を送って頂きました。
頂いた資料を参考に私が立てた計画は、
1.九重味淋の見学(要予約)
2.大浜 てらまち散策
3.昼食は、息子の友人お薦めの「十一八」でうなぎを頂く
旅行が近づくとお天気が気になり、雪か雨の予報に、
4.丸栄陶業(栄四郎瓦)の工場見学を追加(要予約)
大きな地震や台風などに見舞われながらも長い年月守られてきた蔵
蔵の前には常滑焼の「斗甕(とがめ)」が置かれています。1斗缶が使われるようになるまで、船や馬に積まれて味淋を運んだものだそうです。
味淋カスが袋に入れられています。
味淋カスは、味淋を絞ったあとのカスで、お漬物やお肉お魚などを漬けるのに使われるそうです。
古い道具の置かれた部屋で、味淋作りのビデオを見ます。
江戸時代の地図 碧海郡(現在の碧南市)も載っています。
『 創業は安永元年(1772年)、三河國大濱村(現在の愛知県碧南市)の住人だった祖先、第二十二世石川八郎右衛門信敦が創めた本みりん醸造は、その後県下各地に広がり、多くのみりん業者の輩出をみました。恵まれた気候風土、醸造に適した矢作川の水、厳選されたもち米やしょうちゅうなどの高品質原材料、高い技術力、そして水運の便の良さなどが、本格的なみりん醸造を発展させたと言えます。 (後略) 』(頂いたパンフレットより)
お隣の半田市には、「ミツカン」があります。
「九重櫻」は、大正から昭和にかけての全国酒類品評会で名誉大賞を受賞
重厚な看板 輸出先は・・・?
伊太利、英国、加奈陀、米国、布哇、清国、満州、朝鮮などのお文字が見えます。さて「布哇」?これはどこでしょう?
フランス??? いえいえ、「ハワイ」だそうです。
「和漢三才図会」(江戸時代)
納豆や味噌、醤油などと共に「味淋」も載っています。
どうやら当時は、お酒の飲めない人や女性、子供の飲み物だったようです。現在の食前酒のような感じだったのでしょうか?
手作業が主だったころの道具が並んでいます。
代々の「九重櫻」がならんでいます。一番左は1936(昭和11)年に生産されたものだそうです。
「味淋」の樽入りもあるのですね。
石川家の方が住んでいたお宅
蔵から出入り口にかけては、トロッコで運んだレールの跡が残っています。
当時は、⇐までが海だったそうです。
1706年造立の酒造蔵を1787年に移築改造した「九重味淋大蔵」
黒い建物の中で、長い時をかけて「味淋」が熟成されるそうです。
人の口に入るものなので、実際の製造ラインを近くで見ることはできませんが・・・、えっへん!すっかり「味淋博士」になったような気分でした。
子供たちや姉、友人に小さな味淋をお土産に買いました。
「味付けは芸術なり」 作り手の心意気を感じつつ、お料理に使っています。
メーカー紹介 九重味淋 愛知県碧南市浜寺町2-11
☎ 0566-41-0708
見学は無料ですが、予約が必要です。見学時間30~40分
つづく
『 碧南市は、名古屋市から1時間圏内に位置し、三河湾に面するみなとまちです。
醸造業が盛んで、「白醤油発祥の地」、「日本最古のみりん」として有名です。蔵の見学もすることができます。「竜の子街道」と名づけて、セントレアから西尾市までのエリアで醸造のまちキャンペーンもやっておりますのでご参考ください。
(中略)
九重味醂周辺の大浜地区には歴史的価値のある建物や神社仏閣が多く現存しています。もし興味ありましたら、お寺巡りも楽しんでいただけるのではないかと思います。
(後略)』
・・・というお手紙と共に「観光パンフレット」を送って頂きました。
頂いた資料を参考に私が立てた計画は、
1.九重味淋の見学(要予約)
2.大浜 てらまち散策
3.昼食は、息子の友人お薦めの「十一八」でうなぎを頂く
旅行が近づくとお天気が気になり、雪か雨の予報に、
4.丸栄陶業(栄四郎瓦)の工場見学を追加(要予約)
大きな地震や台風などに見舞われながらも長い年月守られてきた蔵
蔵の前には常滑焼の「斗甕(とがめ)」が置かれています。1斗缶が使われるようになるまで、船や馬に積まれて味淋を運んだものだそうです。
味淋カスが袋に入れられています。
味淋カスは、味淋を絞ったあとのカスで、お漬物やお肉お魚などを漬けるのに使われるそうです。
古い道具の置かれた部屋で、味淋作りのビデオを見ます。
江戸時代の地図 碧海郡(現在の碧南市)も載っています。
『 創業は安永元年(1772年)、三河國大濱村(現在の愛知県碧南市)の住人だった祖先、第二十二世石川八郎右衛門信敦が創めた本みりん醸造は、その後県下各地に広がり、多くのみりん業者の輩出をみました。恵まれた気候風土、醸造に適した矢作川の水、厳選されたもち米やしょうちゅうなどの高品質原材料、高い技術力、そして水運の便の良さなどが、本格的なみりん醸造を発展させたと言えます。 (後略) 』(頂いたパンフレットより)
お隣の半田市には、「ミツカン」があります。
「九重櫻」は、大正から昭和にかけての全国酒類品評会で名誉大賞を受賞
重厚な看板 輸出先は・・・?
伊太利、英国、加奈陀、米国、布哇、清国、満州、朝鮮などのお文字が見えます。さて「布哇」?これはどこでしょう?
フランス??? いえいえ、「ハワイ」だそうです。
「和漢三才図会」(江戸時代)
納豆や味噌、醤油などと共に「味淋」も載っています。
どうやら当時は、お酒の飲めない人や女性、子供の飲み物だったようです。現在の食前酒のような感じだったのでしょうか?
手作業が主だったころの道具が並んでいます。
代々の「九重櫻」がならんでいます。一番左は1936(昭和11)年に生産されたものだそうです。
「味淋」の樽入りもあるのですね。
石川家の方が住んでいたお宅
蔵から出入り口にかけては、トロッコで運んだレールの跡が残っています。
当時は、⇐までが海だったそうです。
1706年造立の酒造蔵を1787年に移築改造した「九重味淋大蔵」
黒い建物の中で、長い時をかけて「味淋」が熟成されるそうです。
人の口に入るものなので、実際の製造ラインを近くで見ることはできませんが・・・、えっへん!すっかり「味淋博士」になったような気分でした。
子供たちや姉、友人に小さな味淋をお土産に買いました。
「味付けは芸術なり」 作り手の心意気を感じつつ、お料理に使っています。
メーカー紹介 九重味淋 愛知県碧南市浜寺町2-11
☎ 0566-41-0708
見学は無料ですが、予約が必要です。見学時間30~40分
つづく