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再建された建物 ( 三菱1号館美術館 )

2016-12-03 07:43:55 | 建物紀行
 水天宮さんにお礼のために出かけたのですが、せっかくなので、前々から一度見てみたいと思っていた建物を見に行くことにしました。
車は、東京駅近くの「KITTE」の駐車場に停めることにしました。調べてみたら丸の内にはたくさん駐車場がありました。

     
     「KITTE」のクリスマスツリー 雪をかぶったような白から幻想的な青に変化する素敵なツリーなのです。


     
     赤煉瓦と黄色の銀杏のコントラストが美しい「三菱1号館美術館」

『  三菱1号館美術館

 「三菱一号館」は、1894(明治27)年、開国間もない日本政府が招聘した英国人建築家ジョサイア・コンドルによって設計された、三菱が東京・丸の内に建設した初めての洋風事務所建築です。全館に19世紀後半の英国で流行したクイーン・アン様式が用いられています。当時は館内に三菱合資会社の銀行部が入っていたほか、階段でつながった三階建ての棟割の物件が事務所として貸し出されていました。この建物は老朽化のために1968(昭和43)年に解体されましたが、40年あまりの時を経て、コンドルの原設計に則って同じ地によみがえりました。
今回の復元に際しては、明治期の設計図や解体時の実測図の精査に加え、各種文献、写真、保存部材などに関する詳細な調査が実施されました。また、階段部の手すりの石材など、保存されていた部材を一部建物内部に再利用したほか、意匠や部材だけではなく、その製造方法や建築技術まで忠実に再現するなど、さまざまな実験的取り組みが行われています。
19世紀末に日本の近代化を象徴した三菱一号館は、2010(平成22)年春、東京・丸の内のアイコン、三菱一号館美術館として生まれ変わりました。』(三菱1号館美術館 ホームページより)

     
     中庭の木々も美しい     

     
     愛らしいツリー

     
     広々とした階段、大きな窓からは明るい光が差し込む

     
     保存されていた石材が使われた階段の手すり(色が違います)

     
     アーチが美しい廊下

     
     建物の骨組みを見ることができます。

     
     シックな木材の使われた出入り口。

 当初は、事務所、銀行などに使われていたこの建物は、再建後、美術館として利用されていて、この日の展示は、「拝啓 ルノワール先生 -梅原龍三郎に息づく師の教え」というものでした。
 いいなあと思ったのは、作者不詳の「鬼の念仏」と「長刀弁慶」(2枚とも掛け軸みたいな感じの大津絵)、シスレーの「ルーヴシエンヌの一隅」、ルノワールの「マッソーニ夫人」でした。特に「マッソーニ夫人」は、ドレスの青色が独特な感じで素敵でした。

 
  施設紹介   三菱1号館美術館  東京都千代田区丸の内2-6-2 
                        ☎ 03-5777-8600

 帰り道、赤煉瓦の雰囲気の似た建物を見付け、思わずカシャ!

     
     帰ってから調べてみたら、「法務省旧本館」ではないかと・・・。