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秋から初冬への旅 1日目

2016-11-18 21:16:35 | 不思議紀行
 息子の息子も無事に退院、ちょこっと通院はあったものの元気にママのおっぱいをたっぷり飲んで、順調に大きくなっている様子。お祝いに駆け付けた娘も、元気なみーちゃんとともに自分の家に帰って、だんなさんと私は、またいつもの二人きりののんびりした生活に戻りました。
 だんなさんのお誕生日にかこつけて二人で久し振りの遠出とお泊りです。
行先は「野尻湖」 以前から泊まってみたいと思っていた「清家 清氏」設計のホテルです。

     
     秋色に彩られたドライブを楽しみながら・・・。

     
     初冬の山々に囲まれて・・・。

     
     赤や黄色、オレンジ、茶色

     
     秋が山も里も染めています。

 野尻湖に着いたら、生憎の雨。遊覧船に乗って「琵琶島(弁天島)」に渡り、宇賀神社に行きたかったのですが、雨では・・・。(11月半ばで遊覧船は運休してしまったことを次の日に知ることに・・・💦)
雨でも大丈夫なところは?・・・ということで・・・。

     
     野尻湖ナウマンゾウ博物館

 「野尻湖でナウマンゾウの歯が発見された。」
というくらいの知識しかなかったのですが(果たして知識と言ってよいのか?)、この博物館、本当によくまとまっていて、分かりやすく、本物の化石にも触ることができ、かなりの時間をかけてじっくり見させて頂きました。

     
     地元の方々からこの上なく愛されている「一茶」の記念館

     
     雨にけむる黒姫高原(晴れていれば素敵だろうなあ~)に建てられている「黒姫童話館」

     
     「モモ」「はてしない物語」などで知られる「ミヒャエル・エンデ氏」の世界 入口

 学生時代、友人から贈られたことがきっかけで、何度も何度も読んだ「モモ」と「はてしない物語」 もう一度読んでみたいなあ。

     
     こちらは、「松谷みよ子氏」の世界 入口

 小学生だった私の大好きだった「ふたりのイーダ」 歩き回る椅子の姿が心に残っています。
他に信州の民話を映像やふすま式の紙芝居で楽しむこともできました。
最近、体調が悪くて好きな本も読むことができなかったので、久し振りの文字や絵本の世界にどっぷり、楽しかったです。

     
     「いわさきちひろ氏」の黒姫山荘の内部も見学しました。

 この童話館の中の喫茶室の名前が「時間どろぼう」、「モモ」にちなんで付けられた素敵な名前ですね。
そして、「童話の森ギャラリー」では、静岡市出身の「桜井誠氏」の企画展示も見学しました。こちらも大好きだった「長くつしたのピッピ」の挿絵を描いた方だとわかり、子供の頃や学生時代のことが鮮明に思い出されて、懐かしさ満載でした。
紙芝居 ハボンスのしゃぼん玉 (原作・豊島与志雄 脚本・稲庭桂子 画・桜井誠 童心社)の原画が展示してあり、何気なく読んだ物語は、哀しく美しい物語で心に残りました。

 この後、野尻湖畔の山道を走ってホテルに向かいました。

     
     大きな窓からは、初冬の景色が見え、天井は星空のよう、まあるいライトが素敵なロビー

     
     読書したくなるホテルですって!

 夕食の最後のデザートには、「ハッピー バースデイ」の文字のサプライズ。
あと少しで、冬季閉鎖してしまうというホテルは、閑散としていて、私たちに静かな時間をプレゼントしてくれました。

                                                      つづく