秋晴れの一日 その６ （ 蓼科 聖光寺 ）

　諏訪湖からの帰り道、まだ時間がありそうだったので、蓼科にある”聖光寺”に行くことにしました。
聖光寺は、交通安全の祈願、交通事故遭難者の慰霊、負傷者の早期快復を願うお寺だそうです。
娘が、１～２才位のとき、蓼科のマリー・ローランサンの美術館の帰りに立ち寄ったお寺の紅葉がとても綺麗だったので、再度訪れようとしても、どのお寺か分からなくなってしまい、私達にとっての”幻のお寺”となっていました。私の例によって曖昧な記憶では、トヨタ自動車の関係者が交通安全を祈願して建立したというお寺でした。
より便利に、より速くなっていく車。でもそれによって事故は増えていく。作り手の努力や思いとは裏腹に辛く悲しい思いをする人がいる。作る側の企業の人が、自分たちが作り出したものが引き起こす悲劇に、真摯に手を合わせる。２０年以上前、そのお寺の説明書きを読んだ私は、そのことがとても尊いことに思えました。
　その後、蓼科には、何回か訪れたのですが、そのお寺を発見することは、できませんでした。今回、マリー・ローランサンの美術館を探そうと地図を見ていて、蓼科湖の近くに"聖光寺”の名前をみつけ、もしかしてと思い、もし時間が取れれば、行ってみようと思っていました。
　

　　　
　　　蓼科山　聖光寺　


　　　
　　　伽楼羅、阿修羅、大自在天などが配置された池のまわりには雪が・・・。


　　　
　　　本堂


　　お寺紹介　　蓼科山　聖光寺　　長野県茅野市蓼科高原　４０３５
　　　　　　　　　　　　　　　　　℡　０２６６－６７－２３９７

　私の記憶よりも立派なお寺で、びっくりしました。正直、本当にここかしら？と思ったのですが、古びた説明書きには、見覚えがあったので、多分このお寺だったのでしょう。
諏訪湖周辺へのドライブのお話は、これで、お終いです。お付き合い下さったみなさん、ありがとうございました。

　今回の諏訪湖方面へのドライブは観光ガイドブック"南信州.comーどっと混む”（少し前に訪れた"妻籠宿”の帰りに道の駅”大桑”で頂いた無料の冊子）を参考にさせて頂きました。エリア別に見所、食事処、美味しいもの、お土産など載っているので、とても参考になりました。南信州は、まだまだ見所満載です。行ってみたいところがいっぱいあるので、だんなさんにお願いして、出かけようと思っています。