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好きな本(優しい音楽)

2007-12-24 23:06:34 | 好きな本
 20日に、息子の高校の図書室のお手伝いに行った時に、”瀬尾まいこ氏”の”優しい音楽”をお借りしてきました。



     
     表紙も優しい感じ



 ”瀬尾まいこ氏”の本は、以前、図書室のディスプレイに使うために買った”図書館の神様”を読んだのが最初でした。たったひとりの文芸部員の垣内君、学校の様子など、ずーっと以前にタイムトリップしてしまうくらい懐かしく色々なことを思い出させてくれる物語でした。
今回の”優しい音楽”は、三つのお話が・・・。
 まずは、表題作にもなっている”優しい音楽”
たまたま、エリック・クラプトンのCDを聴きながら読んでいたので、お話のなかで、”ティアーズ・イン・ヘブン”をみんなで奏でるシーンがでてきたのには、びっくり!ほんとのほんとに”優しい音楽”でした。タケル君の暖かい優しい気持ちが心に残る良いお話です。
 次は、”タイムラグ”というお話。
とことんお人よしでいい人の深雪さんとおしゃまな佐菜ちゃんのやりとりが、面白かったです。
 最後は、”がらくた効果”というお話。
俺と佐々木さんが駅伝の繰上げスタートを見ているシーンでの、佐々木さんの
「前の人が、到達できなくても、スタートのチャンスがあるし、たすきがなくても、スタートしなくてはいけないのですね」
の言葉に胸が熱くなってしまいました。

 瀬尾氏のお話は、毎日繰り返し、繰り返される日常が、とても大切でかけがえのないものだと気付かせてくれます。きっと暖かい人なんだろうなあ~。


 一緒にお借りしてきた”東野圭吾氏”の”夜明けの街で”では、クリスマス・イブの日に(今日?)、主人公が、愛人と過ごすために、友人も巻き込んで、奥さんに嘘をつくシーンがあり、あまりにも、偶然とはいえ、こんな日に会社に出かけただんなさんを気の毒に思いました。(どうも他の人は、お休みらしい?)
いつに無く、早く帰ってきただんなさんは、なにやら、パソコンにかぶりついて?います。
あさってには、娘も帰ってきます。にぎやかになりそうです。