片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

企業情報システム50年 VisiCalcを見たときの衝撃

2015年09月10日 | 企業情報システムの50年
企業情報システムというものは、システムを作る人と使う人が違うものだという認識しかなかった。
私作る人、あなた使う人だ。

ところが、1979年にアメリカでVisiCalcが出た!

私は、これを見たときに、自分はこれまで何をしてきたのだろうと思うほど衝撃を受けた。
自分の仕事のために自分で仕組みを組み込み(プログラムを作る)自分でコンピュータを自由に使うということができた。

VisiCalcはAppleⅡ用に作られたが別にこれはホストコンピュータでも作れる仕組みだ。
世界中に企業情報システムにかかわる人間が何百万人いたか知らないが、ホストコンピュータでVisiCalcのようなものを作ったという話を聞いたことはなかったし自分でも考えもしなかった。これはショックだった。

VisiCalc以来パソコンが爆発的に売れるようになり、エンドユーザコンピューティングの時代が津波のように押し寄せることになる。
そもそもエンドユーザという言い方がおかしい。ユーザコンピューティングだ。

ちなみにCalcの歴史を簡単に紹介すると、次がSuperCalc

次がMultiplan

そしてLOTUS1-2-3

最後にEXCELが登場した。

この間わずか6年。表計算ソフトの戦国時代だった。

私が最初にEXCELを使ったのは1985年、初代マッキントッシュだった。バグだらけでとても使い物にならなかったが、その美しさには目を見張らされた。

ともあれ、表計算ソフトはEXCELで世界が平定され、シートをメールでやりとりもできる時代になった。企業情報システムとも有機的連携もできるようになり、今日に至っている。













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