母は、自分のことを「オレ」と呼んでいた。
毎朝5時に起きてかまどに火を入れ、朝食の支度をする。
私は、有線放送から流れるNHKの早起き鳥を聞きながら、みんな寝ているのに一人で起きて家族のために働いている母を思う。
母は、父と共に畑や田んぼ、山仕事をする。
11時半になると先に家に帰って昼の支度をする。
製材所のお昼のサイレンが鳴ると父が帰り一緒に昼飯を食べる。
食べ終わると母は横になる。
胃腸が弱いので、医者から食べたら30分間横になるようにと言われたと、頑なに守っている。
夕方もそうだ。早めに畑から帰って夕食の支度をする。
父は暗くなって手元が見えなくなると家に帰る。
一家団欒の夕食が始まる。
父はくだらない冗談を言い母はよく笑う。
母は食事が終わると、さっさと片付けて風呂に入って寝てしまう。
父は日記をつけて俳句をひねり、だらだらと起きている。
母は、6人兄弟の長女だった。
そのせいか人に命令する。
父も私もそれに従う。
粗野にして愛、そんな母だった。
この歳になって、私は父ではなく母似だと思うようになった。
毎朝5時に起きてかまどに火を入れ、朝食の支度をする。
私は、有線放送から流れるNHKの早起き鳥を聞きながら、みんな寝ているのに一人で起きて家族のために働いている母を思う。
母は、父と共に畑や田んぼ、山仕事をする。
11時半になると先に家に帰って昼の支度をする。
製材所のお昼のサイレンが鳴ると父が帰り一緒に昼飯を食べる。
食べ終わると母は横になる。
胃腸が弱いので、医者から食べたら30分間横になるようにと言われたと、頑なに守っている。
夕方もそうだ。早めに畑から帰って夕食の支度をする。
父は暗くなって手元が見えなくなると家に帰る。
一家団欒の夕食が始まる。
父はくだらない冗談を言い母はよく笑う。
母は食事が終わると、さっさと片付けて風呂に入って寝てしまう。
父は日記をつけて俳句をひねり、だらだらと起きている。
母は、6人兄弟の長女だった。
そのせいか人に命令する。
父も私もそれに従う。
粗野にして愛、そんな母だった。
この歳になって、私は父ではなく母似だと思うようになった。
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