片貝孝夫の IT最前線 (Biz/Browserの普及をめざして)

Biz/Browserの黎明期からかかわって来ました。Bizを通じて日常を語ります。

資格条件が一つも満たされないのにNTTデータからパートナー認定された会社がある

2011年09月19日 | Weblog
ホームページを見ていて、不思議な会社だなあと思っていた。
機会があって社長にお会いすることができた。

社長のYさんは、新幹線の運転手になりたかった。
しかし、国鉄がJRとなる混乱の中で新規採用が見送られてしまった。
それでコンピュータの道に進んだ。
最初の仕事は、JRのターミナル駅の中にテナントを誘致している会社の業務システム。
現場に入り込んでユーザと共に開発したという。
ここで、ユーザのためにという開発スタイルが染み付いた。
その後、NTTデータの孫受けの立場で仕事をすることが多くなった。
ところがオーム真理教がNTTデータの下請けに入って情報漏えいしたことがきっかけで、NTTデータが実際どんな人が働いているのか身元を調査したことがある。
そしたら、キーパーソンはYさんの社員が多かったことがわかったというのである。
だったらYさんの会社と直接契約したほうがいいということになった。
そのためにはパートナー契約が必要だった。
パートナーとなるためには資格条件があった。
1.上場企業であること。
2.売上高100億円以上
3.従業員100名以上

Yさんの会社はそのどれもクリアしてない。
でもパートナーになった。
Yさんは何も努力していない。
すべてNTTデータの方が内部調整をしてくれてそうなった。

Yさんの理想は、エンドユーザから直接仕事をもらうことだ。
そうでないとユーザの笑顔に接しられない。
ユーザのために頑張る。
感嘆にできなけれgば、どうしたらできるか研究もする。

今は、NTTデータの仕事はほとんどやっていないという。

大きな仕事をやりたいという。
そのために社員300名くらまで増やしたいという。

寺垣武さんのことばに「人に向かわない技術は意味がない」があるが、Yさんは、まさに自分の技術を人のために使おうとしている。

わが意を得たりの会社でした。



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