ウオーターフォールとアジャイルのいいとこ取りをした新たな開発手法

アジャイルは大規模開発には向かないと言われている。その原因は、アジャイル開発は分業が難しく、全員が一定レベル以上の能力を備えていないとうまくいかないからだという。そのため、相変わらず大規模開発は従来型のウオーターフォールで行われている。
ウオーターフォールの欠点は、手戻りが効かないことだ。つまり仕様がなかなか決まらないような業務、たとえば見積業務のような画面は、できあがってからクレームがつくことが多い。開発側は仕様変更だと言い、ユーザ側はそんなこと言っても仕事がしにくくては意味がないと主張する。

こんなことが起こらない開発方法がある。それがUIプロトタイプ開発だ。
つまり画面を先に作ってしまい、あたかも本番のように操作してみる。データは予め用意したものを使うので、いかにもシステムは完成したかのように動作する。するとユーザは操作の細かいところまで気になりだして、いろいろと注文を付けてくる。ここが狙いだ。ここでユーザニーズを徹底的に引き出してしまうのだ。操作性が悪ければ画面をその場で直して、またすぐ操作してもらう。そうやって画面仕様を固めてしまう。画面の仕様をユーザが納得できる形で詰め切れれば、あとはサーバ側の裏方処理だけなので開発は一気に進む。

こういった開発方法を取るためには、画面周りのプログラムが簡単に作れなければならない。それを実現してくれるツールの一つがBiz/Browserだ。Biz/Browserの開発ツールであるBiz/Designerを使えば、さまざまな画面が容易に作れる。作った画面は本番さながらに動作するので、すぐにユーザに操作してみてもらえるのだ。

これをUIプロトタイプ開発と呼んでいる。是非お試しあれ。