日本で最初にOracleを導入し、日本で最初にSAPを導入した佐々木典夫氏

佐々木さんにお願いして、あるソフト会社で講演していただいた。
佐々木さんはアステラス製薬で、長年情報システム部長を勤められた方。１９８１にOracleを、１９９３年にSAPを、山之内製薬時代に導入された。その佐々木さんが、自身の情報システム人生は２勝５敗３分だという。そして現役時代から暖めてきたSCOT理論で、情報システムの典型的な失要因を分析する。
佐々木さんは、「みなさんの目的は何ですか、納期どおり予算内で仕事を終えることですか？それでは失敗します。顧客の目的を共有してください。顧客がなぜこのシステムを作ろうとしたか、稟議書を見てください。そこには明確にシステム化の目的が書いてあるはずです。それを共有してください。」と語る。
佐々木さんのお話を聞いた数十人のエンジニアは、とても感動していた。それは私の想像を超えていた。よかったよかった。