本当に会社に行くのが嫌なんだろうなあとつくづく思います。
そうおっしゃるのは、組織と働きがい研究所代表の斎藤智文さん。
昨日のBPIAの面白工学研究会での講演。
戦後、低賃金で作った製品を、その国の産業が壊滅的な打撃を受けようが構わずに日本製品を世界中に売り浴びせたエコノミックアニマル日本。同じことを韓国や中国が始めると、すっかり慌てふためいて意気消沈しまった日本。
自殺者は逆に、成長が止まったあたりから年間3万人台を下ることなく、他の国の倍以上の自殺大国になった。しかも他の国が60歳以上の高齢者が多いのに、日本は40代50代の働き盛りも多いという。
ただ一方、明るい話題もある。
1998年から2011年の間に調べた新任取締役への意識調査では、ステークホルダーのうち何を一番大切にしますかという問いに、1998年では、株主という答えがトップで、従業員と答えた人の倍の差があった。ところが昨年の調べでは、トップが従業員で、株主はその半分以下だ。つまり日本の経営者もこの10数年で大きく意識が変わってきたということだ。
米国でファミリーフレンドリーという言葉がよく使われるという。
これは、家族のようにお互いに助け合いましょうという意味だと斎藤さんは言う。
今流行の「絆」だ。
会社のマネジメント層が従業員を尊敬し、従業員はマネジメント層を信頼する。これが企業にとって一番大事なことだと今では思うが、エコノミックアニマル時代にはこういったことは軽んじられ、売り上げを上げたものが昇進していった。つまり、言い方は悪いが人品の怪しい人々でも会社の業績だけ上げれば日本企業のマネジメント層になれた。
自社のマネジメント層を信頼できるか、みなさん自分の会社の社長を見て欲しい。
社員を尊敬し、明確的確な経営戦略を立案し、できるだけ公平に社員を評価することを心がけ、社会道徳をしっかり守り、世のため人のためにビジネスができる経営者だろうか。
そうおっしゃるのは、組織と働きがい研究所代表の斎藤智文さん。
昨日のBPIAの面白工学研究会での講演。
戦後、低賃金で作った製品を、その国の産業が壊滅的な打撃を受けようが構わずに日本製品を世界中に売り浴びせたエコノミックアニマル日本。同じことを韓国や中国が始めると、すっかり慌てふためいて意気消沈しまった日本。
自殺者は逆に、成長が止まったあたりから年間3万人台を下ることなく、他の国の倍以上の自殺大国になった。しかも他の国が60歳以上の高齢者が多いのに、日本は40代50代の働き盛りも多いという。
ただ一方、明るい話題もある。
1998年から2011年の間に調べた新任取締役への意識調査では、ステークホルダーのうち何を一番大切にしますかという問いに、1998年では、株主という答えがトップで、従業員と答えた人の倍の差があった。ところが昨年の調べでは、トップが従業員で、株主はその半分以下だ。つまり日本の経営者もこの10数年で大きく意識が変わってきたということだ。
米国でファミリーフレンドリーという言葉がよく使われるという。
これは、家族のようにお互いに助け合いましょうという意味だと斎藤さんは言う。
今流行の「絆」だ。
会社のマネジメント層が従業員を尊敬し、従業員はマネジメント層を信頼する。これが企業にとって一番大事なことだと今では思うが、エコノミックアニマル時代にはこういったことは軽んじられ、売り上げを上げたものが昇進していった。つまり、言い方は悪いが人品の怪しい人々でも会社の業績だけ上げれば日本企業のマネジメント層になれた。
自社のマネジメント層を信頼できるか、みなさん自分の会社の社長を見て欲しい。
社員を尊敬し、明確的確な経営戦略を立案し、できるだけ公平に社員を評価することを心がけ、社会道徳をしっかり守り、世のため人のためにビジネスができる経営者だろうか。
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