16歳から65歳までの日本人が今、無作為に選ばれて試験に取り組んでいるという。26カ国が参加し、成績発表は2.5年後とか。
朝日新聞ニューヨーク支局長の山中季広氏はこう語る。
国際成人力とはなにか?それは企業が国籍を問わずに採用される時代、国の枠を超えて優秀とされる人材が持つ力です。
日本の若者が就職に苦しんでいても、海外企業は食指を伸ばしてこない。日本の高等教育がグローバル化に対応していないからだ。
今国際社会が求めているのは、異質な人々と共に難題を解決できる突破型に人材である。
今の日本の大企業は、戦後日本の高度成長を作り上げた人たちが去り、それに従った人たちが経営層にいる。自ら行動したことのない人たちだ。だから日本経済は停滞している。一方で、時代は曲がり角に来ている。成長することが正しいのではなく、持続可能な社会を作ることが正しいと大方の人が思う時代になった。
今の時代、大企業に勤める20代から40代の人にはチャンスだ。大企業である自社を利用して、世界に目を向けて、製品やサービスを提案していくチャンスだ。
何かを考えるとき、最初から世界を考えること。
一太郎の生みの親の浮川さんは、一つだけ後悔していることがあるという。ワープロソフトで日本一になると宣言しそのとおりになったが、なぜその時「世界一」と思わなかったかだという。思わないことは実現しないし、思った人に負ける。
勝ち負けの問題ではない、何事も世界的視点で物事を考える。
付け足すが「生活はきわめてローカルに」。