今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

牧場は若い時からの憧憬の地~素敵な日常をアンダンテのリズムで

2019-11-20 07:11:00 | 人生

11月1日の記述

 

先日、妹がブログ記事に、那須旅行で寄った歴史的に由緒ある牧場の写真を載せていました。

https://blog.goo.ne.jp/yumeji_2014/e/c1cddfcdb496cce6ac9610cbdbb1bdf4

牧場というだけで、私の心はときめきます。

少女時代から、牧場は私の憧憬の地。

将来は、牧場の経営主の奥さんになるというのが、その頃の私の夢でした。

実際は、想像以上に大変なお仕事なのかもしれません。

私が夢見た暮らしは、雇人もたくさんいる大牧場経営主の奥さんの日常。

さもないと叶わないような、甘ったれた夢だったのでしょう。

 

 六甲山牧場

 

そんな夢を心の片隅に忍ばせていた高校生の頃、クラスの友人5~6人で、近郊の牧場に出かけたことがあります。

感動したのは言うまでもありません。

牧場の入り口近くにどこまでも続く人影のない一本道があり、両側は、新緑の葉が眩しく輝いていました。

思春期だった当時の私が思ったことは、

「この一本道を恋人と、どこまでも歩き続けてみたい」でした。

 

 

これは箱根旅行した時の湿生花園の画像ですが、これにとてもよく似た雰囲気の道でした。

 

 

今でもその道の風景を鮮やかに想い出すことができます。

それから60年以上経過していますのにね。

その時抱いた想いは、思春期の憧れ、そのものだったのでしょう。

 

その後、牧場の風景に出逢うことはめったにありませんでしたが・・・。

長女夫婦が結婚して間もない頃、一緒に那須旅行に出かけた時寄った牧場。

次女の義父母様の別荘に招かれ、蓼科に旅行した時、次女夫婦に案内してもらった蓼科牧場。

この時は「地平線に向かって歩き続ける」といった夢が叶いました

後方では、次女夫婦が見守ってくれているといった安心感があったから、できたことでしょう。

広い空を仰ぎながら、緑滴る牧草の大地を踏みしめて、私は一人でテクテク、テクテク、とどこまでも、どこまでも・・・。

すると突然、何の趣もない崖っぷちに。

私の夢は、そこで空しく果てました。(笑)

 

これからの画像はすべて、六甲山牧場で撮ったものです。

 

 

 

そして一番近い良き想い出は、夫が亡くなって数年後、神戸の六甲山牧場に立ち寄った時のもの。

この時は一人旅でしたので、思う存分、牧場の景色を堪能し、大感動しました。

台風が来る前で、怪しい空模様。

時に霧がかかり、まるで幻想の世界。

すっかり心を奪われた私は、人影もほとんどない美しい牧場を独り占め。

私の若い頃からの憧憬が、十分満たされたひと時でした。

 

 

 

そういえば、もう一つありました。

主人と初孫のR君を連れ立って出かけた、北海道旅行の時、訪れた富良野。

町全体が牧場のような景色で、地平線が望めるのどかな平原のなんと美しかったこと。

そこに二重の虹がかかるといった幸運にも恵まれました。

六甲山牧場とともに、できる事なら、再度訪れてみたいところですが・・・。

 

 

でも、もう旅行はいいかな。

体力は落ちていく一方ですし、脊柱管狭窄症で歩行が困難になり、数か月間味わった苦労の辛酸が今も忘れられません。

生活を六割に落とすか、手術しかない、と大病院の整形外科医に診断を下された私の脚でしたが。

今は奇跡的に回復しています。

 

無理をしてまた再発すると、今度こそ杖の暮らしになるに違いありません。

ですから、足を労わり労わり、適度の運動を心がけて暮らす。

今の私の気持ちです。

牧場の美しい風景は、今でも折に触れ懐かしく想い出し、心の潤いになっています。

それで十分。

平凡ながら素敵な日常を、アンダンテのリズムで、体をいたわりながら丁寧に紡ぐ。

今の私は、それを一番望んでいます。

 

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ありがとうございました。

 

 

花のように泉のように

 

 

 

 


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