今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

非情な水害の報道に心は沈む一方でした 

2019-11-04 06:50:31 | 備え

10月19日記述の日記

 

思いがけない水害の夥しい被害で、報道機関のニュースはそれ一色。

夫が居るときは、テレビはまるで見なかった私でしたのに・・・。

最近は報道番組がほとんどながら、テレビに釘付けになることがよくあります、

 

この度の水害のニュースもそう。

息を殺してまで見入り、自然の非情な猛威に、茫然。

被害に遭った方々が、気の毒でなりません。

 

歳を重ね、心の耐性が弱くなってしまったのかもしれません、

報道を観ていると、鬱になってしまうのでは、と心配になるほど、心が沈んでいきます。

被害を受けた当事者でもありませんのに、なんて弱虫な私なんでしょう。

 

氾濫寸前のような、ネットから拝借したこの河川の画像。
本当に恐ろしい。

 

一方、被害を受けた当事者の方達の、何と逞しい事。

目の前の厳しい現実にも冷静に立ち向かい、泥水の処理や片付けに精を出しておられる。

記者の質問に、時に笑みさえ浮かべて応えられる。

弱虫の私には、その方たちの姿は、神々しくさえ映ります。

 

東日本大震災の時にも、日本人の克己心、忍耐力、礼儀正しさなどが、世界中で絶賛されたけれど・・・。

私は、そんなに強くなれそうにありません。

こんな私でも、その渦中の人になれば、別人のように逞しくなれるのでしょうか。

 

最大級と言われた台風が関東地方直撃の日、私が採った行動は、早く床に就くことでした。

夫もいない、一人暮らしの身。

怖くてなりませんでしたから、眠ってしまえばその恐怖から逃れられる、と思いました。

意外と、私は強心臓なのか・・・。

七時過ぎに床に就き、12時半に目を覚ますまで、一度も起きずぐっすリ熟睡。

 

真夜中に目覚め、すぐ居間の窓から外を見たところ、庭の樹木の葉一枚そよいでいませんでした。

その不自然な静寂に、台風の目を疑った程。

娘や妹の話によると、21時ごろが一番風雨がひどく、恐怖を覚えるほどだったとのこと。

 

私はよほど深く眠り込んでいたのでしょう。

身に覚えが全くなくて。

嵐の恐怖から逃れられたので、床に早く就いたのは正解だったのかもしれないけれど。

妹には、「それではいざというときに、逃げられないわよ」と。

確かにそうですね。

 

 

我が家は、水害の心配は全くない立地です。

ハザードマップの中に家があれば、当然、避難用具をすべて身近に置いて、いつでも逃げられる準備をしたのかもしれません。

ハザードマップは、実に正確にできているようですから。

それなのに、その地域の水害対策をほとんど何もしてこなかった、政府や行政の怠慢を思わないではいられません。

 

我が町にも大きな河川がありますが、氾濫はしませんでした。

嵐が過ぎ去った後、ほとんど間を置かず、その理由が、氾濫した多摩川と比較して述べられたレポートが、ネット上に掲載されました。

過去には幾度も水害を起こした河川とのこと。

そのたびに、遊水池を作るなどして、治水対策を講じてきた結果、この度は難を逃れられたようです。

利根川も、その様ですね。

このレポートを読んで、この度の水害は、自然の猛威に因ることとはいえ、人災でもある。と私は思いました。

 

旅先の小諸城址から眺めた、穏やかな千曲川の風景です。

 

前にもこのブログで主張したことがありますが、経済対策も外交政策もむろん大切です。

けれど、自然災害への対策はそれ以上に重要。

尊い人命にかかわることですから。

その課題に、叡智を結集して、もっともっと真剣に取り組んでもらいたい。

切にそう思います。

 

最後になりましたが、被災された方々と犠牲になられた方々のお見舞いとお悔やみを心より申し上げます。

復旧にこぎつけるまでのご苦労を思い、言葉がありません。

どうか、お体に気を付けて、頑張ってください。

 

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ありがとうございました。

 

花のように泉のように

 

 


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