旅の3日目はゴルフでしたが、変り映えしない内容なので省きます。
たた好天に恵まれ、よく整備されたゴルフ場で、のびのびとプレーできたことだけご報告。
場所は「那須ちふり湖カントリークラブ」ご興味のある方はクリックしてごらんください。
さて、突然ですがYu-Tubeから唱歌「牧場の朝」をお聴きください。
牧場の朝
那須国民休暇村で夕食後、宿泊者向けのサービスとして、オカリナ演奏のイベントがありました。
近くでオカリナ演奏を聴いたことのない私は、チョッピリねむい目をこすりこすり、
それでもその美しい繊細な音色に酔いしれました。
その際、演奏者の弾いた曲のひとつが唱歌「牧場の朝」(作曲/船橋栄吉 作詞/杉村楚人冠)。
彼女の説明では、この「牧場の朝」のモデルとなった牧場が那須から車で40分のところにあるそうです。
最終日、特に予定もなく、お天気も曇り、帰路につく前にその牧場に寄ってみようということに。
その牧場とは福島県鏡石町にある「岩瀬牧場」。全国的には知名度の低い牧場でしょう。
ところが言って驚きました。明治13年創業日本初西欧式牧場、歴史的由緒ある牧場だったのです。
全く予定になかった観光コースですが、思いがけず拾い物をした気分でした。
明治初期、新しい世の中になり、落ちぶれた貧困武士たちを救うために、明治天皇の名を受け、
内務大臣伊藤博文が、欧米式の大規模開拓の適地として、国費を投じて開拓を続けてきました。
しかしその効果が上がらず経営困難で、民間経営、法人経営へと移って現在に至ります。
この牧場の魅力は、何といっても明治の牧場の香りを今に伝え、当時の面影を留めていることと、
私たちがよく歌った唱歌「牧場の朝」発祥の地であるということです。
<曲に歌われているポプラ並木 わずかですが今でも一部が残っています>
開拓当時そのままに、牛舎と日本最古のコンクリートサイロ2基が、昔と変わらない姿のまま残されています。
明治後期に建てられた牛舎。中には当時、牛乳などの運搬に使用し、かっては鏡石駅まで続いていたというトロッコも。
左写真の中央の2本線がトロッコのレール。
日本で最初の「ホルスタイン種牛」をオランダから13頭輸入したのもこの牧場だそうです
因みに当時の価格で1頭2000円!家一軒が買える値段だっだとか。。
そして当時オランダでは外国が「ホルスタイン」を購入した際には「鐘」を贈る風習があったそうで、
あの「牧場の朝」の「鐘がなるなるカンカンと」の鐘はこの鐘のことです。
そういった諸々の歴史的貴重なものが歴史資料館に保存展示されています。
ところがです!なんと資料館には休館日でもないのに鍵がかかっていて、中に入れません。
ここまできて一番見たいものが見られないなんて!夫が事務所に電話をしました。
するとすぐに飛んできてくださって、鍵を開けてくださり、丁寧にガイドまでしてくださいました。
今まで記したことは、そのお方の丁寧な説明の一部です。有難かったです。
10時過ぎに入園し、13時近くに園を出ましたが、一般入場者には一人も会いませんでした。
おそらくこの日の入園者は私たちだけだったかもしれません。
わざわざ訪ねてきたことをとても喜んでくださり、どうか宣伝してくださいとまで言われました。
「牧場の朝」の歌詞とは今は少しイメージが違いますが、歌のできた当時をしのぶには十分なのどかさ、静けさでした。
お近くに行かれる機会がありましたら、是非お寄りになってください。
そして「牧場の朝」を声高らかに歌ってくださいね。もちろん私、歌いましたよ(笑)。
これで今回の旅の記録は終わりとします。
お読みいただきありがとうございます。
そして今でもうたこ゜えでは愛唱歌として たびたびリクエストされます
添乗員時代でしたから うたごえツアーでご案内しました
一般ツアーでもご案内 資料館には自由に入れました
あの鐘が初代でしたね
資料館にはオルガンがあったと覚えています
みんなで歌いました
懐かしい思い出が蘇りました
私たちまで一緒に入館した思いです。
ありがとうございました。
牧場の朝、全く違うイメージを持っていました。
その後お具合はいかがですか?牡蠣があったのでしょうか?
ブログを拝見すると落ち着かれたようなので安心いたしました。
のびたさんはご存知だったのですね
歌声ツアーをな差ていらっしゃるのびたさん、さすがです。
>資料館にはオルガンがあったと覚えています
みんなで歌いました
はい、ありました。もちろん私も弾きながら歌いました。
何だか童心に帰った気持ちで心地よかったです。
こうして唱歌にはその歌がつくられた舞台があるのですね。
そういったところを訪ねる旅も面白いな~と思いました。
まずはソフトバンク、日本一に王手ですね。
まだおめでとうございますを言うには早いですが、
ソフトバンクの日本一3連覇を確信しています。
強い!ソフトバンク!
ダラダラと旅行記綴りましたが、お付き合いいただきありがとうございます。
好天に恵まれ、リフレッシュできた旅行でした。
山はきつかったですが・・・・
思いがけず「牧場の朝」の発祥の地を訪ねることができ、童心に帰りました。
懐かしい歌です
YouTubeに合わせて思わず歌ってしまいました
でも高い音は出ないし、かすれてしまい自分の歌声にがっかりしました(笑)
懐かしい歌です。
このように残されてちゃんと整備されている所に行って日本の酪農の歴史を知ることも大事なことですね。
那須にいく機会があれば行きたいです。
花水木さんのこのブログで一人でも多くの方が訪問されるようになれば 鍵を開け説明してくださった方が大喜びされることでしょうね。
今の子供たちも歌っているのでしょうか。
ガイドをしてくださった方のお話によると、福島県では今でも小学校4年生でこの歌を習うそうです。
オルガンが資料館にありました。ご自由にお弾きくださいとありましたので、
かってに弾き、誰も聞いていないので歌いました。
私も最近は高い声が出ません(苦笑)。
日本の酪農の歴史を知っていただきたいです。
オランダが日本の酪農の発祥を手助けしたとは知りませんでした。
閑古鳥が鳴いているような牧場でしたが、とても貴重な存在だと思います。
もっともっと宣伝してほしいですね。
最後の日の「牧場の朝」のルーツを興味深く読ませていただきました。
歌詞を見て3番は全然覚えていませんでした。
勿論作詞者も作曲者も知らずに歌っていました。
ポプラが今もあって往時を偲ばせますね。
羊や牧童がいて、鐘が鳴ったらもうそのままの世界にどっぷりです。
思いがけないに所に寄られ、お陰様で私も唱歌の世界に浸りました。
悲惨な台風の後で、旅行に出かけるのは少々躊躇われましたが・・・・。
思いがけず心に残る旅となりました。
唱歌には必ずと言っていいほどその曲が生まれるに至った舞台があるのだと思います。
そんなところを訪ねる旅も面白いかもしれません。
夫も私も自然に「牧場の朝」を口ずさんでおりました。