今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

被災地に思いを寄せ、つれづれなるままに

2012-03-09 11:18:41 | 人生

暖かな日は、束の間。
私達の期待は、またも裏切られ、昨日は、また寒い日に逆戻りでした。
今日も冷え込み、冷たい雨が草木を濡らしています。

この厳しい寒さを凌ぎながら、被災地の皆様は、明後日に、あの悲惨な出来事が起きた3月11日を迎えようとなさっておられます。
皆さまは、今何を思い、感じ、偲び、暮らしておられるのでしょうか。

当事者ではない私は、その思いを推し量るのみですが、最近良く映し出されるテレビの被災時の映像を目にする度に、胸塞ぐ思いが、またしています。
家族を失った方々の、悲しみ、寂しさ、辛さ、虚しさ、あらゆる負の感情が、またもや思い浮かび、いたたまれない心境に。

でも恐らく、これは私の勝手な推測、あるは思い込みに過ぎないことでしょう。
実際には、多くの方々は、すでに悲しみを乗り越え、一歩二歩と着実に前へと、力強く前進されているに違いありません。
笑顔と活気が徐々に戻り、亡き人たちの草葉の陰の思いを支えに、しっかり生き抜こうと、懸命に暮らしておられる姿が、目に浮かんでもまいります。

しかし、ご高齢の方々、病弱な方々に、その気力がおありかどうか。
我が身に置き換えるにつけ、その心情やお体が察せられ、お気の毒でなりません。

新聞記事によりますと、ある町では、震災前はお元気だったお年寄りの四割の方々が、歩行が難しくなられているとのこと。
元の気力が戻らず、辛い日々を送られている姿が、目に浮かんでまいります。

いよいよ、一周年、一周忌を迎えるにあたり、この日が、大きな節目となるといいですね~
そして、新たなスタートと跳躍の日であってほしいもの、と心から願っています。

天皇陛下が、この日の式典に臨まれたいとの強いご意志から、心臓の手術をされたとの報道に接した私達ですが、その後のご体調が慮れます。
被災地の皆さまのお気持ちに寄り添おうとなさる、陛下と妃殿下の優しいお心が有難く、私は感激致しました。
もし実現されれば、特にご高齢の方々の励みに、いかになることでしょう。
その恵みと力は、推し量って余りあるものがございます。

無理はご禁物では、とお察ししつつも、ぜひ実現してほしい事の一つです。

私は、この日に向けて、自分の暮らしに何か一区切り付けたいとの思いから、断捨利に努めてきました。
私は年末を迎える度に、不用品を思い切りよく捨てるのが常でしたから、今さら捨てるものが山ほどあるわけではありませんが。

既に、一階は終了。
まだ二階は手を付けておらず、11日までに完了の目標が叶わず、多少残念です。

今回の作業で、一番心に残り、なんとしても実行したいと思ったことがあります。
それは、一箱に詰められた、亡き母の衣類一式の行く先を決めること。

この衣類を、震災後、被災地に送り届けたいと思いましたが、直後は余りに事態が混乱した状況でしたから、その時は見送りました。
収拾が困難な中、ごみのように処理されてしまう危惧もあり、それは余りに忍びないことだったからです。

でもそろそろ実行に移しても良い頃では、と思っています。

このような時、なんといっても心強く頼りになるのは、実行力のある妹、夢路です。
私は、思いはいろいろ膨らんでも、なかなか行動に移せない、のんびり屋さん。

その点が妹は違います。
思い立つと、すぐ実行できる、エネルギッシュな人です、
以前、子供の古着、その他を数箱、震災前のお話ですが、実際に支援機関に送り届けてもいます。
ですから妹に相談すれば、恐らく母の衣類が一番生かされる良い所を探してくれるに違いありません。

亡き母は、とても美しく、お洒落な人でした。
30代くらいまでは、着物で通していましたが、健康のために良くないと忠告を受けるや、一転洋服に変身。

母の外出着は、すべて仕立てられたもので、生地は、舶来ものばかりです。
郷里では、名の知れた社交サロンのようなお店で誂えてもらっていました。
ちなみに、妹夢路が先日写真を載せていたAラインの赤いワンピースも同じお店のものです。
仕立ては、実に丁寧になされています。

その洋服が色あせることもなく数十枚、まだ私の手元にあります。
いよいよ寄付するとあらば、思い溢れる母の遺品が見納めになるかもしれませんので、写真にしっかりと収めることに致しました。
その写真を、記念に残すために、ここにもアップさせていただきます。
母の、晴れ用の衣類が、なぜか一切見当たりませんでした。
他の収納場所に収めたのかもしれませんね~

 

 

被災地のお洒落が好きな方々が利用し、心を元気づけて下さるなら、こんなに嬉しい事ことはありません。
華のある母のワンピースは、心映えの効用がありそうです。
モノトーン系が多い、今の私とは好みが異なりますが、色合いや柄は、とてもセンスがあり、今でも十分通用すると思います。。
お召し下さった方のワンピースのすそが、東北の街を行き渡る爽やかな春風に乗って、揺れるさまを想像するだけで、私の心も弾んできます。

その祈りを込めて、妹と手配の準備に入りましょう。

昨日の歩数 6851歩

 

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