3月11日を迎え、改めて、震災で亡くなられた方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
あの恐るべき地震と津波、また原発による放射能の目に見えない恐怖。
私はその後1年、今日に至るまで、あの悲惨な出来事をいっときも忘れたことはありません。
常に、心の片隅にあり続けました。
そして、私に、何かを問い続けてきたように思います。
今も、この深刻な問いかけは、失せることなく、なお続いています。
自然が相手だけに、答を出す事は非常に難しいことでしょう。
このような気持ちは、震災前には抱いた事はありませんでした・
そしてこの問いかけは、いろいろな報道に接する限り、失せるどころか、ますますその深刻さを増しているようにさえ感じます。
我が町に、いつマグニチュード7級の地震が襲っても不思議でない現実。
震災前に比べると、その切迫感は、まるで違います。
とはいうものの、目に見えない、つかみどころのない事に、怯え不安になっても、仕方ありません。
その運命は、神様のみぞ知る、といった心境で、私は今います。
私達にとり、今一番大切なことは、相対する現実としっかりと向き合うことでしょう。
何よりも、被災地の復興と繁栄を願うことだと思います。。
東北の地の力強い明るい槌音が、日本中に響き渡りますようにと。
特に福島県人が向きあう厳しい現実に、私達は思いを馳せ、福島の方々の、心の平安と幸せを、願わずにはおられません。
除染とがれきの処理が、一刻も早く進んでほしいと思います。
一層の事、全県が平等に引き受け処理すれば、一気に片付いていいのではと思ったりしますが、それでは経費ばかりかかり、非効率的なことなのでしょうか。
無力な私が出来ることは、たとえ偽善者と言われようとも、被災地の皆様のご苦労を思い、常に心を寄せて暮らし続けること。
そして心ばかりの寄付を継続していくことでしょう。
東北に最後に出かけたのは、もうすぐ中学生になるR君がまだ幼い頃の事。
主人と三人で、会津方面に旅行しました。
猪苗代湖、おおらかな山容の磐梯山、実に麗しい姿で私を魅了した会津城、白虎隊の史跡など。
私には忘れられない貴重な思い出です。
福島も、東北の他の街も、震災前までは、観光の対象としてしか受け止められなかった私ですが、今は違います。
敬意を払い、親愛の情を持って見つめられる土地に変わりました。
この思いは、今後もずっと変わらないでしょう。
又いつか、是非訪ねたいと思っています。
最後に、新聞で出合った、私の好きな言葉をご紹介させて頂きます。
あるジャーナリストの言葉です。
そのまま載せることに致します。
人生で大切な諦めと覚悟
私はいつも、「人生は諦めと覚悟」だと思っています。
諦めとは、運命は避けられないと知ること。
覚悟とは、与えられた時間の中で最善をつくすこと。
身の丈に合わない、少々生意気なことを綴ってしまいました。
失礼のほど、ご容赦くださいませ。
今日もご訪問下さいまして有難うございました。
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