東京交響楽団第75回新潟定期演奏会
指揮:ヴァイオリン=ネマニャ・ラドゥロヴィチ
11月11日(日) 午後5時開演
りゅーとぴあ・コンサートホール
バッハ:無伴奏ヴァイオリンパルティータ2番
バッハ: ヴァイオリン協奏曲第1番
メンデルスゾーン: ヴァイオリン協奏曲 ニ短調
同 : 同 ホ短調
ネマニャ・ラドゥロヴィチのヴァイオリン弾き振りによるコンサートです。
長い髪を振りながら、現代的ないでたちの衣装で登場のラドゥロヴィチ
弾きぶりの指揮は、ヴァイオリンを持ちながら、からだ全体を使った激しい動きから、音楽が伝わってきます。
からだが大きいので、小さく見えるヴァイオリンから奏でられる音色は、バリバリのヴァイオリン演奏ではなく、デリケートでやさしくさわやかな音色です。
完璧なテクニックによる名演奏で、メンデルスゾーンもバッハも、この演奏を聴いたら、うれしいでしょうね。
2つの「メンコン」演奏は、めずらしい組み合わせです。
ニ短調の協奏曲は、弦だけによる演奏で、初めて聴いたと思うが、
有名なヴァイオリン協奏曲と比べて、純粋な若い作風で、なかなかいい曲です。
フルートパートは、首席甲藤さち。 2ndフルートは、中川愛でした。
拍手が鳴りやまず、盛り上がってのアンコールは、
ヴァイオリンソロで、
アンコール:バッハ無伴奏ヴァイオリンパルティータより
いつもの東京交響楽団演奏会とは違う雰囲気で、新鮮な演奏を楽しめました。