おいわどん音楽日記 (コンサート鑑賞、演奏会出演日記)

フルート、篠笛、リコーダー、クラシック、吹奏楽、オペラ、バロック、ジャズ、演劇、ミュージカル、映画、能楽・・・音楽日記

東京交響楽団 第70回新潟定期演奏会  指揮=飯森範親  チェロ=石坂団十郎 ほか

2012年03月25日 | 演奏会(鑑賞)
東京交響楽団第70回新潟定期演奏会    
指揮=飯森範親
チェロ=石坂団十郎
出演=東響にいがたコーラス
ポジティブオルガン:山本真希(りゅーとぴあ専属オルガニスト)
ほか

3月25日(日) 午後5時開演 
りゅーとぴあ・コンサートホール


バッハ: 管弦楽組曲第3番
  (第2曲は、有名な「G線上のアリア」)

ハイドン: チェロ協奏曲第1番ハ長調
  アンコール:バッハ無伴奏チェロ組曲3番より「ジーグ」

モーツァルト: ミサ曲K.317 「戴冠ミサ」
  アンコール:アヴェベルムコルプス


個性的で印象に残った演奏は、石坂団十郎のハイドン:チェロ協奏曲
「団十郎」はドイツ生まれ。父がドイツ人で、母は日本人。
エネルギッシュに大胆に、超スピードで細部まで完璧に弾きまくる。
彼の音楽が、ステージから客席に向かって、ほとばしるように駆け巡った。
息を飲む名演奏に、会場はシーンと静まり返って、チェロの名演に酔いしれました。
こんな名演奏には、めったにお目にかかれない。
石坂団十郎は、すばらしいチェリストです。
飯盛さんの指揮も好サポートでした。

バッハ、ハイドン、モーツァルトの全作品を、古楽奏法の、ノンビブラートで演奏。
ビブラート演奏に慣れている奏者には、演奏が難しかったことでしょう。
透明感のある美しい弦の響きに、心地よい音楽を感じます。

モーツァルト:ミサ曲K.317 「戴冠ミサ」
東響にいがたコーラスがすばらしい。
すべて暗譜で、最後まで全員立ちっぱなしで全曲を歌いました。
アンコールの前にマイクを持った飯盛指揮者も、東響にいがたコーラスをほめていました。
今後も数々の出演が多くあると思います。活躍を楽しみにしております。

今回のプログラムは、
どの曲もフルートの出番がなしでした。
オーボエの荒絵里子さんが美しい音色を奏でていました。








新潟定期演奏会/東京交響楽団  公開リハーサル モーツァルト:ミサ曲K317 戴冠ミサ

2012年03月25日 | 演奏会(鑑賞)
新潟定期演奏会/東京交響楽団 
公開リハーサル モーツァルト:ミサ曲K317 戴冠ミサ

14時半~
コンサートホール
指揮=飯森範親、
チェロ=石坂団十郎
出演=東響にいがたコーラス、ほか

リハーサル曲:
 バッハ:管弦楽組曲第3番
 ハイドン:チェロ協奏曲第1番
 モーツァルト:ミサ曲K317 戴冠ミサ

本番と同じに、コンサートホールで行われた公開リハーサル
往復ハガキの申し込みが当選したので、
都合を付けて鑑賞に出かけました。

2階センターS席全部が、公開リハーサル鑑賞の席で200人くらい
いつもの自分のお気に入り席で鑑賞しました。

バッハの管弦楽組曲3番とハイドンのチェロ協奏曲は、
曲の出だしのタイミングだけを、ほんの少しだけ確認して終了。

その後のメインリハーサルは、
モーツァルトの合唱とソリスト合わせを中心に進み
飯森さんの軽快な棒さばきで、
合唱団は楽しそうに、みんな笑顔で歌っています。
合唱指導の先生も客席から、
「もっと声を会場に響かせて」と、
合唱団から見えるように両手を上げて、元気に指導をされていました。











東京交響楽団ロビーコンサート 佐村河内守:弦楽四重奏曲

2012年03月25日 | 演奏会(鑑賞)
東京交響楽団ロビーコンサート 佐村河内守:弦楽四重奏曲
3月25日(日) 
午後1時開演  
りゅーとぴあ・コンサートホール・ホワイエ

佐村河内守:無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ より
同 :弦楽四重奏曲 より


出演=
大谷康子(Vn)
田尻順(Vn)
青木篤子(Vla)
西谷牧人(Vc)
東京交響楽団の首席メンバーで構成された、ベストの弦楽四重奏団

演奏前に大谷康子さんから、少しスピーチがありました。
耳が聴こえなくなってから作曲したこの名曲
神に祈るような神秘的な雰囲気の曲です。
佐村河内守という人は、すごい作曲家だと知りました
大谷さんらは、CDレコーディングのときは、涙があふれて感動しながら録音したそうです。

田尻さんは、楽譜を見たとき、演奏可能か?と思ったそうで、
難しい曲なので、スコアを見ながら演奏をしているらしい。

曲の出だしは、バッハのように緻密であり、
徐々に変化して作風は、自由な現代曲です。
哀しく、淋しく、暗い曲で、心の内面にどんどん入ってくる不思議な作品です。
この曲を演奏するには、高い集中力を要求される、超難曲といえます。
最後は、祈りのような哀しい雰囲気で終わるので、
まるで東北の震災にささげるようなイメージの曲だと感じました。