プラハ交響楽団 (新潟公演)
スメタナ:モルダウより
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲1番
ドボルザーク:交響曲9番「新世界」
ピアノ=中村紘子
1月23日(水) 19:00開演
りゅーとぴあ・コンサートホール
昨日の長岡公演に続き、
今日は、新潟市りゅーとぴあコンサートホール
プラハ交響楽団のオケは、りゅーとぴあに美しく響くきました。
昨日の同じオケとは思えない、全然違う印象です。
ドボルザーク9番「新世界」では、
フルート首席は、昨日の女性に代わり、男性の首席でした。
演奏に余裕を感じさせる透き通るような甘い音色だ。
コンサートマスターも昨日は女性であったが、
今日の男性は、動きが豊かなの演奏スタイルで常にリードしている。
第二楽章イングリッシュホルンの家路のメロディが哀愁の雰囲気で泣ける。
なかなか上手いじゃん!
ホルンのソロが素晴らしい 。思いっきりが良くて、鳴っているし、
さらに第四楽章の金管楽器郡の盛り上がりが爽快で気持ちいい 。
昨年11月に同じホールで演奏した
チェコ・ブルノフィルハーモニーの「新世界」は満足しなかったが、
今日のプラハ交響楽団は、
細部にまで練りつくされた演奏で、迫力ある名演でした。
チャイコフスキーピアノ協奏曲は、中村紘子の演奏で、
華やかでダイナミック(^_^)貫禄充分です。
堂々と自分の演奏スタイルを持っていて、
テンポを揺らしながらも、きちっと音楽がまとまる技は、
演歌歌手の歌いまわしのコブシのように独自のスタイルで、
バッチリ決まっている。
力強い熱演は、ため息がでるほどの名演奏でした。
こんなに素晴らしい演奏の立役者は、イルジー・コウト(指揮)だと思う。
イルジー・コウトは、NHK交響楽団でも指揮をされて、
お馴染みの指揮ぶりそのままの雰囲気でした。
彼には、演奏者を盛り上げる、音楽的魅力があるようだ。
アンコールは、スラブ舞曲十五番
これが、またいい!
昨日の長岡での演奏会のモヤモヤは、
今日の新潟公演で満足し、スッキリしました。