京の四季 名勝散策 写真集

京都の観光、散策の参考にしていただければ幸いに思います。

嵯峨 宝筺院 ・ 祇王寺 09/11/24

2009年11月26日 | 洛西 嵐山・嵯峨野 高雄
      平安時代に白河天皇の勅願により創建されたと伝えられています。当初善入寺と称しましたが南北朝時代に夢窓疎石の
      高弟黙庵が復興し、室町幕府二代将軍、足利義詮によって一時観林寺と改名されました。
      さらに義詮の没後、その院号、宝筐院に因んで現在の寺名に改められた、以後、足利氏歴代の崇敬を得て栄えましたが
      室町幕府の衰亡と共に寺も衰徴していきました。

      現在、宝筺院は小さい寺院ながら、もみじで埋め尽くされた庭園を見に新緑と紅葉の時期には特に観光客で賑っております。










      
      清涼寺もそうでしたが、11月に入り冷え込みが足りなかったせいか、色付きは鮮やかさに欠けていると言いましょうか、
      昨年よりは劣っておりました。








                









      









      









      









      









      









                









      









      
      宝筺院をあとにして、祇王寺に向かいます。








      
      祇王寺は、右京区嵯峨野にある真言宗大覚寺派の尼寺で、祇王・祇女とその母、および仏御前が隠棲した往生院の
      跡地にあります。  宝筺院から徒歩で10分の距離にあり、こちらの寺院も小さいながら大変人気があり沢山の観光客の
      方で溢れております。平日でこの様子ですので、土日は想像を絶するものと思われます。     

      









      
      現在の祇王寺は、昔の往生院の境内であり、往生院は法然上人の門弟良鎮に依って創められたと伝えられ、山上山下
      に亘って広い地域を占めていが、いつの間にか荒廃して、ささやかな尼寺として残り、後に祇王寺と呼ばれる様になりま
      した。     









      









      









                









      
      あと何日か早い時期に来れば、枯れる前の紅葉が見られたと思いますが、一番いいタイミングを図るのは京都に住んで
      おりましても難しいですね。








                
                草庵の中には清盛、祇王/祇女(妹)/刀自(母)/仏御前の像が安置されています。








      









      
      山門








      









      
      山門の外側、庭園の中、唯一鮮やかな紅色を出しておりました羽衣紅葉








      









      









      
      草庵前のつくばい 誰も使わないのに水が勢いよく出過ぎてましたが、緩める栓が分かりませんでした。








      









      
      祇王寺の色付きも残念ながら今ひとつでした。








      









      









      
      写真は、祇王寺への参道右側にある、檀林寺の土塀です。








      
      祇王寺から化野念仏寺に向かう途中にあるお稲荷さん








      
      ここも途中にある清和天皇陵








      









      
      こちらは、一般の方の家だと思いますが、とても綺麗だったので失礼をして撮ってしまいました。この道をもう少し歩けば
      化野念仏寺です。祇王寺から10分位です。


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嵯峨釈迦堂 清涼寺 09/11/24

2009年11月26日 | 洛西 嵐山・嵯峨野 高雄
      清凉寺(せいりょうじ)は、右京区嵯峨にある浄土宗の寺院です。山号を五台山(ごだいさん)と称し嵯峨釈迦堂の名で
      親しまれております。中世以来「融通念仏の道場」としても知られており、現在は浄土宗の寺院となっております。
      御本尊は釈迦如来で国宝に指定されております。 写真は、駐車場に車を停め一切経蔵の南側のもみじです。








      

       
      国宝 釈迦如来が祀られている本堂(釈迦堂) 釈迦如来は、日本三如来の一つに数えられる屈指の霊像です。
      東大寺の僧、然が宋へ渡航中の985年、台州の開元寺で現地の仏師に命じて1体の釈迦如来像を謹刻させた。その
      釈迦像は、古代インドの優填王(うてんおう)が釈迦の在世中に栴檀(せんだん)の木で造らせたという由緒を持つ霊像を
      模刻したもので、実は模刻像と霊像とが入れ替わったとする縁起を持つため、「インド - 中国 - 日本」と伝来したことから
      「三国伝来の釈迦像」と呼ばれております。










      
      釈迦堂の向かって右側にある阿弥陀堂 光源氏のモデルと言われている、嵯峨天皇の第12皇子、源融公(みなもとの
      とおる)縁のお堂です。









      
      釈迦堂の奥にある庫裏の玄関です。









      
      この奥の霊宝館では、期間中、宝物展が開かれております。









       








      









      









      









      
      方丈と庫裏をつなぐ渡り廊下です。小堀遠州作といわれる、枯山水庭園があり、方丈から有料で拝観出来ます。









                









      









      









      
      本堂から見た仁王門








      
      法隆寺夢殿を模した聖徳太子殿 この時期は紅葉に埋もれてしまっております。








      
      仁王門から本堂への参道の西側には法華経に由来する多宝塔があります。








      









      
      清涼寺を南側(仁王門側)に出ますと白壁に恒例のえびす屋の人力車が停まっております。








      
      左に進みますと宝筺院の門があります。 ここも嵯峨野では外せない紅葉の素晴らしい寺院です。


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