前508年に,ギリシアのアテネではクレイステネスの改革によって民主政の礎が据えられたが,伝承によれば,ローマでもほぼ同じ頃(伝承では前509年)に王政が廃されて共和政への道が拓かれた。アテネの民主政とローマの共和政は,ともに市民社会を実現するためのモデルを近代以降の世界に提示することになるが,両者のあいだには相違点もまた少なくない。両者の類似と相違がアテネとローマそれぞれの歴史的展開にどのような影響を与えることになったのか,下記のキーワードを参考にしながら(必ずしも,これらのすべてに言及する必要はない)350字以内で論述しなさい。
元老院 民 会 貴族(パトリキ) 陶片追放 市民権 執政官(コンスル) 帝 政 抽 選