メキシコの隅っこ

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ケレタロと言えば……

2010-03-09 14:03:55 | 観光
水道橋ですよね~~。

ついに行ってきました、ケレタロ。
ずっと以前、語学コースにいたころ、サン・ミゲル・デ・アジェンデに行くのに
長距離バスで通過したことはあったんですが、それきりだった町。
たまたまダンナが仕事で出張先がケレタロだというので、
わーい、行きたいッ!
ちょうどブログで知り合ったAzulさんにもお会いできるし~!

ということで、Azulさんにあちこち案内していただいて、
短い滞在期間で、けっこういろんなところを見て廻ることができました。
Azulさん、ありがとうございました!
なんと言っても久し振りの対面での日本語の会話は楽しかったですし、
ケレタロはさすが世界文化遺産の町だけあって、きれいで見ごたえありました。
その辺ももちろんまたおいおいご紹介しますが。

ケレタロのバスターミナルに到着するなり、街のロゴが水道橋、
ってくらいケレタロと水道橋は切っても切れない関係?



1200mを超える建築物が、街の東側に当たる道路沿いに伸びてます。

Azulさんのお話によると……って、これ、私が書いちゃっていいのかなあ?
まああくまで又聞きレベルなので、いずれ詳しいお話はAzulさんのところで読める、
ということにして、ここではさらっと。
この水道橋、ある尼僧に懸想したお金持ちの男性が(侯爵だったかな?)、
その尼さんに、街の人たちが水がなくて困っていると言われて一念発起、
水道橋を建てて尼さんに感謝はされたけど、
尼さんは、「私は神に仕える身ですから」と侯爵の求愛を拒否。
うーん……それって一種の結婚詐欺では……?
まあ、「作ってくれたら結婚してもいいわよ~ん?」とは言ってなかったんでしょうね。
勇み足だった侯爵の泣き寝入りってわけですか。

まあそれはいいんだけど、この水道橋、水が流れる部分が、ものすごく細い。



柱はこんなにごっついのにねえ。



真下から眺めたところ。
細いでしょ~?
いったい、時間あたりどのくらいの水が流れてたんでしょうか。
まあ細くても、深ければそれなり?

水は確か、ラ・カニャーダというところから引いているんだとか。
ケレタロからそんなに離れていない街のようですが、
そこには豊かな水源があったのでしょうね。

ところで、ある教会と修道院を見学したときにも、
この水道橋から水を引いていましたという説明があったんですが、
水道橋自体は軽い傾斜をつけて水を流していたと思います。
が、ケレタロ側で水がたっぷりになったとき、どうやってその流れを止めてたんだろ?
というところが気になってしまいました。
どこかに水門でもあって、必要以上は流れてこないようせき止めたりしてたのかなあ。
そのあたり、ガイドのお姉さんにAzulさんが訊いてみたりしてくれましたが、
あんまりよくわかんなかった、みたい。



ま、とりあえずあんまり難しいことは考えずに、
この立派な古い建造物を、あが~、と口を開けて見上げてきました。

それから展望台に行って、全貌を。



夜になってから、仕事の終わったダンナを連れてもう一度、
この水道橋沿いの道を車で走ってもらったんですが、
ライトアップはされている……のかなあ? という程度の弱くて不規則なランプ。
それでも、端のほうまで行くと、車や通りの家々の明かりが少なくなって、
アーチがそれなりに照らし出されてはいましたが、
よくある観光客向けのライトアップみたいな派手さはまったくありませんでした。

前にモレリアの水道橋をお見せしましたが、
こちらは柱部分と水道部分の幅が同じですよねえ。
支えきれないってこともないと思うんですが、
まあ何らかの理由があって、ケレタロのはこんなに細くなっているのでしょう。


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2 コメント

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Unknown (Azul)
2010-03-10 01:11:42
その真下から撮った写真~、亀さんならではのアングルですよね。しかし・・ホントに細い。
今更ながらですが、Wikiで調べてみたら、流量は30リットル/秒だったそうですよ。
流量調節についてはやっぱりわかりませんでしたが、水道橋から修道院までの水路は、周辺の家屋の塀の間を通っているそうです。
http://es.wikipedia.org/wiki/Acueducto_de_Quer%C3%A9taro
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Unknown ()
2010-03-10 08:35:59
>Azulさん
そうそう、私も続きの記事を書いててウィキのその記述を読みました。
秒あたり30リットル、一分で1800リットル、一時間で108立方メートル。
うちが使う水の量が月に7,8立方メートルだから、それが平均と仮定して
一時間で13軒のひと月分と考えればけっこうな分量ですかね。
ひと月で計算すると、10000軒近くをカバーできますね。
しかも昔は、今の私みたいにダバダバ流して使ったりしなかったでしょうから、
もっと消費量が少なくて、もっと多くの家庭をカバーできたでしょうね。
うーん、細いからとバカにできないなあ。
水量調節は、やっぱりどこかをせき止めたりしてたんだろうと思いますが。
でも水路の上が開いていたら、そこからあふれてしまったりしないんでしょうかねえ。
いろいろと昔の技術は不思議です。
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