メキシコの隅っこ

メキシコの遺跡や動物、植物、人や風景などを写真で紹介してます

ケレタロ教会ツアー その二

2010-05-08 10:00:00 | 観光
ケレタロの豪華絢爛教会第二弾、というか、これはですね、
最初に街中をタクシーで通り抜けたときに目に飛び込んできました。
うわっ、何あれ、と度肝を抜かれて、
そのあと結局Azulさんにわがまま言って二回も(夜と昼)訪ねていったという……。

サンタ・ロサ・デ・ヴィテルボ教会です。



何がすごいって、これ。



な、なんじゃあ、こりゃ!?と目を疑ったわけですよ。
これ、たぶん通常はフライング・バットレス(飛梁)と言われる部分でして、
教会の本堂部分は屋根がアーチになっている場合、
そのアーチが横へ広がろうとする力がかかるので、それを押さえるための建造部です。
これを外側に出すことで、教会全体の高さがいっそう高くできるようになり、
また壁を分厚くする必要がなくなって、ステンドグラスの窓が大きく取れるようになりました。

でも、こんなに大胆な存在感で自己主張するフライングバットレスを見たの、初めてです。
いや、すばらしい。

しかもこれ、色違いのレンガを積んでいるように見せかけて、
実は色塗ってあるだけ、というところも人を食ってます。

 

こちらはフライングじゃない普通のバットレスですが、同じデザイン。
しかもまたそれが、さりげなくおしゃれ。

そしてしかも、外側はこんなに突飛なのに、中は相変わらず~。

 

グアダルーペの聖母もちゃんといます。
これまた目を引いたのが、このすごい細工の説教台です。



どこまですごいんだ、この教会は。
そして丸天井は、これまた案外あっさり系だったりする。




ただ、このときはなぜか教会内の彫像がすべてこのように……

 

紫の布で覆われていて、見ることができませんでした。
Azulさん(のご主人)の説明によると、このときはもうすぐセマナサンタだったので、
そのために覆われていて、セマナサンタに外すのだろう、とのことでした。
そんな習慣というか儀式があるとは、これまた初めて知りました。

まだまだメキシコの教会には驚かされることがたくさんあります。

ついでに、このサンタ・ロサ教会の向かいにはすごい噴水があるとのことだったんですが、
このときはこれまた修理中。
水がすっかりなくなって、部品を外して修理だか清掃だかしているお兄さんたちが。
Azulさんによると、「ダンサーの噴水」と呼ばれていて、
夜はカラフルにライトアップされて、水が踊る噴水だそうで、
それを見られなかったのは残念ですが、
でもある意味、めったに見られない噴水の素っ裸~なところを見られたわけで。



なんだか未来都市の模型のようでしょ?
こんなのを見るのもけっこうワクワクするのでした。


最新の画像もっと見る