今日は日曜日なので(関係あるかな?)、ナワトル語にしましょう。
教科書では豚肉の話のあと、名詞の変化や動詞の活用例が出てくるんですが、
今日はそこをちょっと飛ばして、発音のところを読みます。
ちょうど、chamoyさんのブログで
ナワトル語の発音って難しいよねえ、という話が出ていたことでもありますし。
まずは
母音
a, e, i, o, u の五つ。
発音はスペイン語と同じ、ということは日本語とも同じです。
これは問題なし。
子音
こいつが問題。
まずは
破擦音: ch, tl, tz (発音はスペイン語と同じ、まあそのまんま)
摩擦音: j, x, z (jの発音はスペイン語と同じ、喉奥で発するハ行見たい、と言えばいいかな?
xは「シュ」の発音、z は「s」の発音)
側音: l (発音はそのまま)
鼻音: m, n (発音はそのまま)
閉鎖音: p, t, k (発音はそのまま)
それから saltillo なるものが言及されてます。
これもあって、閉鎖音だと書いてありますが、何なんだろう?
日本語の小さい「っ」みたいなのかな?
それから、メモとして、
ナワトル語にはない発音は
B, D, F, G(*), Ñ, R, RR, V
だそうです。
Gに関しては、[ga,go,gu]がないそうで、ってことは[げ,ぎ]はあるのかな。
にしても、BとDとG(半分)がないってことは、濁音がほとんどないわけですね~。
独特の響きはそこから来るのかしらん。
それから、国際的発音記号による表記、
理想的アルファベット表記、
実用的アルファベット表記、
の三つが並べて書いてあります。
発音記号は記号なので、普通のアルファベットにかなり変な「記号」が混じってしまいます。
理想的アルファベットは、日本人には却って読みやすいでしょうか?
例文はこんなの。
【理想的アルファベットによるナワトル語】
kuix kemmanian aka tizitl otiknotz,
inik mitztla'powiz, in anozo ik mitztlakuikuiliz,
in anozo mi'chichinaz in anozo mitzkuakuikuilo:
kuix noze ik tiknotz,
immitznextiliz in tlein otikpolo:
anozo mixpan kiman atl?
これでは、スペイン語使用者の目には「k」だの「z」だのがやたら多くて読み辛い、ということで、
【実用的アルファベットによるナワトル語】
cuix quemmanian aca ticitl oticnotz,
inic mitztlahpohuiz, in anozo ic mitztlacuicuiliz,
in anozo mihchichinaz in anozo mitzcuacuicuilo:
cuix noce ic ticnotz,
immitznextiliz in tlein oticpolo:
anozo mixpan quiman atl?
では、主に「k」を「c」もしくは発音によって「qui」「que」に
saltilloと表わす「'」を「h」に
「w」を「hu」に、置き換えてますね。
ん? 「w」なんて子音、リストに載ってなかったぞ~~!
こういうところがとってもいい加減です……
え~と、どっちにしたってひじょ~に読みにくいし、
さっぱり意味がわからんぞ~~~!!!
というのは同感なんですが、
ま、発音の話なのでご容赦を。
一応ね、訳文載ってるんですよ。
載ってるんですけど、そのスペイン語がこれまた……
こんな意味だそうです。
「治療師を呼んで、運勢を読んでもらうか呪いを解いてもらうかしたのかい?
それでそのために髪の毛を切ったのか?
それとも、なくした物を見つけてもらうために呼んで、君の前に置いた水で占ってもらったかい?」
この文章を理解するには……
ナワトル語の発音だの文法だの単語だのを遥かに超えた文化理解が必要なようです。
道は長いぞ~~~
千里の道も一歩から。
ずん。
これが一歩目。
あ、目眩が。
教科書では豚肉の話のあと、名詞の変化や動詞の活用例が出てくるんですが、
今日はそこをちょっと飛ばして、発音のところを読みます。
ちょうど、chamoyさんのブログで
ナワトル語の発音って難しいよねえ、という話が出ていたことでもありますし。
まずは
母音
a, e, i, o, u の五つ。
発音はスペイン語と同じ、ということは日本語とも同じです。
これは問題なし。
子音
こいつが問題。
まずは
破擦音: ch, tl, tz (発音はスペイン語と同じ、まあそのまんま)
摩擦音: j, x, z (jの発音はスペイン語と同じ、喉奥で発するハ行見たい、と言えばいいかな?
xは「シュ」の発音、z は「s」の発音)
側音: l (発音はそのまま)
鼻音: m, n (発音はそのまま)
閉鎖音: p, t, k (発音はそのまま)
それから saltillo なるものが言及されてます。
これもあって、閉鎖音だと書いてありますが、何なんだろう?
日本語の小さい「っ」みたいなのかな?
それから、メモとして、
ナワトル語にはない発音は
B, D, F, G(*), Ñ, R, RR, V
だそうです。
Gに関しては、[ga,go,gu]がないそうで、ってことは[げ,ぎ]はあるのかな。
にしても、BとDとG(半分)がないってことは、濁音がほとんどないわけですね~。
独特の響きはそこから来るのかしらん。
それから、国際的発音記号による表記、
理想的アルファベット表記、
実用的アルファベット表記、
の三つが並べて書いてあります。
発音記号は記号なので、普通のアルファベットにかなり変な「記号」が混じってしまいます。
理想的アルファベットは、日本人には却って読みやすいでしょうか?
例文はこんなの。
【理想的アルファベットによるナワトル語】
kuix kemmanian aka tizitl otiknotz,
inik mitztla'powiz, in anozo ik mitztlakuikuiliz,
in anozo mi'chichinaz in anozo mitzkuakuikuilo:
kuix noze ik tiknotz,
immitznextiliz in tlein otikpolo:
anozo mixpan kiman atl?
これでは、スペイン語使用者の目には「k」だの「z」だのがやたら多くて読み辛い、ということで、
【実用的アルファベットによるナワトル語】
cuix quemmanian aca ticitl oticnotz,
inic mitztlahpohuiz, in anozo ic mitztlacuicuiliz,
in anozo mihchichinaz in anozo mitzcuacuicuilo:
cuix noce ic ticnotz,
immitznextiliz in tlein oticpolo:
anozo mixpan quiman atl?
では、主に「k」を「c」もしくは発音によって「qui」「que」に
saltilloと表わす「'」を「h」に
「w」を「hu」に、置き換えてますね。
ん? 「w」なんて子音、リストに載ってなかったぞ~~!
こういうところがとってもいい加減です……
え~と、どっちにしたってひじょ~に読みにくいし、
さっぱり意味がわからんぞ~~~!!!
というのは同感なんですが、
ま、発音の話なのでご容赦を。
一応ね、訳文載ってるんですよ。
載ってるんですけど、そのスペイン語がこれまた……
こんな意味だそうです。
「治療師を呼んで、運勢を読んでもらうか呪いを解いてもらうかしたのかい?
それでそのために髪の毛を切ったのか?
それとも、なくした物を見つけてもらうために呼んで、君の前に置いた水で占ってもらったかい?」
この文章を理解するには……
ナワトル語の発音だの文法だの単語だのを遥かに超えた文化理解が必要なようです。
道は長いぞ~~~
千里の道も一歩から。
ずん。
これが一歩目。
あ、目眩が。
ナワトル語ってなんだかとってもやわらかいイメージがあったのですが、読んでいてなるほど、そういう訳なのね・・と納得しました。でも、発音面で考えてもかなり日本語とは違う言語ですね~。
し、しかし・・例文の内容がこれまたすごいですね。言語学習よりそっちのほうに興味をそそられました^^確かに、言語の習得にはその言語が背負っている文化も含めて知ることが重要ですよね。
語学は本当に難しい。
でも・・・
ナワトル語の訳文を理解するほうが、もっと難しそうですね。ちょっと笑ってしまいました
発音もですけど、何言ってるのか内容までよくわからない、となるともうですよね~。
「治療師」と訳したのはcuranderoです。
「祈祷師」とかのほうがよかったかなあ?
カテマコで占ってもらったりしたことはありますが……。
例文に出てくる in anozo ってのが気になるんですよね。
都合3回、anozo だけで最後にもう一度出てます。
いつの日か、この謎が解明される日が来るのでしょうか……?
先は長いですね~。
気長に行きましょう~
たまたま私もいまHUICHOL族に関する文章を訳していてcuranderoをなんと訳そうか・・と思っていたところです。確かに「治療師」が言葉の意味としては一番近いんですが、実際にやっているのは日本人の考える「治療」とは違うものだし・・。
「祈祷師」のほうが近い気もしますよね。う~ん、訳って難しい^^;
これで、ナワトル語も「文字」があれば、もう少し取っ付きやすいのではないかとも思いませんか?
でも呪術師との会話じゃどうやっても取っ付きやすくはないか…
それは心強いですね。
anozoって、なるほど~、ちょっとした間投詞ってことでしょうか。
ウイチョル族に関する翻訳、終わりましたか?
そういう特殊な単語って難しいですよね
祈祷師、呪術師、辺りのほうが治療師より通りがいいかも?
頑張ってください~。
のりさんも、いよいよ(?)ヒンディ語を始めるんですね!
文字があったほうが楽か、文字を覚えなければならない分大変か……。
うーん、どっちなんでしょうか?
ナワトルには文字がなかったんでしょうかね?
考えてみると、その辺に関する記述がなかったような。
でも、どっちにしても難しいには全面同意です……
はじめまして。
なるほど、wはスペイン語だと母音(u)と認識されますね。
謎がひとつ解けました。ありがとうございました。