え~~と、今日は
足のないアヤツらだけは何があっても我慢できん!
というかたはご遠慮ください
◆
カリブ海に面した研究所にいたころ、
学生たちは付属の寮に住み込んでいたわけですが、
ある日、ふたつ隣の部屋の男の子が、
部屋の中でヘビを見つけた~、と言うんですよ。
何を隠そう、てかこれバラすと歳もバレそうなんですけど、
亀はヘビ年です。
だもんで、子供のころからヘビが大好きでした。
あんなにスリムで美しい動物はいない!
と思っているわけですね。
住んでいたのがまた田舎だったものだから、
そこらの山からヘビを捕まえてきては、家で飼っておりました。
マムシだけはさすがに禁じられましたが、
それ以外は親も黙認、というより協力体制。
ヘビの種類と名前はもちろんのこと、
扱い方、持ち方、飼い方、などなど、子供なりにいろいろ知っておりました。
だもんだから、研究所の寮でヘビが出た!と聞いたとき、
すぐにその子のところへ押しかけて、
見せてぇ見せてぇ、とねだりましたね。
メキシコのヘビはさすがにほとんど知りませんが、
そのヘビを見つけた子も、知っている人(警備のおじちゃん)に見てもらって、
これはボアで、毒はない、と確認してました。
メキシコのヘビは危ない毒を持つのもいますからね。
ボアは、ご存知、バカでっかくなるヤツです。
でもおとなしくてよく懐くので、動物園やサーカスでも人気者、かも。
見せてもらったら、赤ちゃんのミニボアでした。
空っぽのガラス水槽に、ぽつんと入れられている。
ええ~、これじゃあかわいそうだよ、
ほら、そこの浜から砂を取ってきて敷き詰めてね、
小さい鉢を砂に埋め込んで水を入れてやって、
そんで、ボアは木登りが好きな種類だから
木の枝を取ってきて登って寝られるようにして……、
と口うるさく指示しますと、
「そんじゃあ、あげる。水槽ごと持ってっていいよ」と言います。
え、いや、そんなつもりでは、と一応遠慮してみせましたけど、
「あんたのほうがうまく世話できそうだし」とか
口のうまいこと言われちゃって、まんまとせしめてしまいました。
こんなヤツです。
(あら、よく見たらこのときの私の親指、例の火傷がまだ残ってます)
ちっちゃいでしょう~~。
ミニミニサイズ。
お鼻にチュ~
網目模様が美しい~~。
まあヘビの口って上品に見えて、実は開くと、顎まで裂けますからね。
こんなおチビさんでも私の鼻に喰らいつくくらいはできますが、
この子はそんな下品なことは一度もしませんでした。
◆
日本にいたころですが、一度、シマヘビの赤ちゃんを見つけたことがあります。
緑色のフェンスに絡まってました。
このミニボアよりまだ一回り小さかったかな。
うわ~、かわいい! と扱いの心得その一を忘れて、
前からまっすぐ手を出したら、
シュッと目にも留まらない速さで人差し指の付け根をド突かれました。
え? と思って見たら、小さな穴が四つ、プチッと血が……。
でも、別に大して痛くもなかったですけどね。
うーん、ちびこいくせに反撃するとは見上げた根性だ、
許してつかわそう、とじっくり眺めるだけで無罪放免してやりましたが。
ずいぶんいろいろなヘビを触ってきましたが、
噛まれたのは今までのところ、このときだけです。
◆
で、このボアは、同室になったメキシコ人の女の子も、
幸い(ってまあみんな生物学やってんですからね)受け入れてかわいがってくれて、
二人でせっせと餌(人肌に温めたひき肉)をやったりしてました。
でもそれが不充分だったのか、それとも
屋内へ迷い込んだ時点ですでにあまり健康な個体ではなかったのか、
ある日、物も言わずにとぐろを巻いたまま死んでしまいました
無理に飼おうとしないで、自然に放してやったほうがよかったんでしょうか。
わかりませんが、とてもとても残念でした。
◆
当時、ヘビの写真など特に撮ることはなかったんですが、
一匹だけ撮った奴がいます。
コヤツです。
日本のヘビはすべて知っているつもりでしたが、
これだけはわからなかった。
だいぶあとになって、カラスヘビと呼ばれる黒化型がいると知りました。
これもたぶん、ヤマカガシかアオダイショウの黒化型だったのだろうと思います。
捕まえられると神経質になって餌を食べないヘビもいる中で、
こいつは元気で元気で、何をやってもパクパク食べたんですが、
種類がわからないので、正しい餌をやっているかどうか自信がなく、
健康を害してはかわいそうだということで逃がしてやりました。
その前に、一応珍しい蛇だからと写真を撮ったわけです。
などなど、今日はヘビにまつわるお話でした。
足のないアヤツらだけは何があっても我慢できん!
というかたはご遠慮ください
◆
カリブ海に面した研究所にいたころ、
学生たちは付属の寮に住み込んでいたわけですが、
ある日、ふたつ隣の部屋の男の子が、
部屋の中でヘビを見つけた~、と言うんですよ。
何を隠そう、てかこれバラすと歳もバレそうなんですけど、
亀はヘビ年です。
だもんで、子供のころからヘビが大好きでした。
あんなにスリムで美しい動物はいない!
と思っているわけですね。
住んでいたのがまた田舎だったものだから、
そこらの山からヘビを捕まえてきては、家で飼っておりました。
マムシだけはさすがに禁じられましたが、
それ以外は親も黙認、というより協力体制。
ヘビの種類と名前はもちろんのこと、
扱い方、持ち方、飼い方、などなど、子供なりにいろいろ知っておりました。
だもんだから、研究所の寮でヘビが出た!と聞いたとき、
すぐにその子のところへ押しかけて、
見せてぇ見せてぇ、とねだりましたね。
メキシコのヘビはさすがにほとんど知りませんが、
そのヘビを見つけた子も、知っている人(警備のおじちゃん)に見てもらって、
これはボアで、毒はない、と確認してました。
メキシコのヘビは危ない毒を持つのもいますからね。
ボアは、ご存知、バカでっかくなるヤツです。
でもおとなしくてよく懐くので、動物園やサーカスでも人気者、かも。
見せてもらったら、赤ちゃんのミニボアでした。
空っぽのガラス水槽に、ぽつんと入れられている。
ええ~、これじゃあかわいそうだよ、
ほら、そこの浜から砂を取ってきて敷き詰めてね、
小さい鉢を砂に埋め込んで水を入れてやって、
そんで、ボアは木登りが好きな種類だから
木の枝を取ってきて登って寝られるようにして……、
と口うるさく指示しますと、
「そんじゃあ、あげる。水槽ごと持ってっていいよ」と言います。
え、いや、そんなつもりでは、と一応遠慮してみせましたけど、
「あんたのほうがうまく世話できそうだし」とか
口のうまいこと言われちゃって、まんまとせしめてしまいました。
こんなヤツです。
(あら、よく見たらこのときの私の親指、例の火傷がまだ残ってます)
ちっちゃいでしょう~~。
ミニミニサイズ。
お鼻にチュ~
網目模様が美しい~~。
まあヘビの口って上品に見えて、実は開くと、顎まで裂けますからね。
こんなおチビさんでも私の鼻に喰らいつくくらいはできますが、
この子はそんな下品なことは一度もしませんでした。
◆
日本にいたころですが、一度、シマヘビの赤ちゃんを見つけたことがあります。
緑色のフェンスに絡まってました。
このミニボアよりまだ一回り小さかったかな。
うわ~、かわいい! と扱いの心得その一を忘れて、
前からまっすぐ手を出したら、
シュッと目にも留まらない速さで人差し指の付け根をド突かれました。
え? と思って見たら、小さな穴が四つ、プチッと血が……。
でも、別に大して痛くもなかったですけどね。
うーん、ちびこいくせに反撃するとは見上げた根性だ、
許してつかわそう、とじっくり眺めるだけで無罪放免してやりましたが。
ずいぶんいろいろなヘビを触ってきましたが、
噛まれたのは今までのところ、このときだけです。
◆
で、このボアは、同室になったメキシコ人の女の子も、
幸い(ってまあみんな生物学やってんですからね)受け入れてかわいがってくれて、
二人でせっせと餌(人肌に温めたひき肉)をやったりしてました。
でもそれが不充分だったのか、それとも
屋内へ迷い込んだ時点ですでにあまり健康な個体ではなかったのか、
ある日、物も言わずにとぐろを巻いたまま死んでしまいました
無理に飼おうとしないで、自然に放してやったほうがよかったんでしょうか。
わかりませんが、とてもとても残念でした。
◆
当時、ヘビの写真など特に撮ることはなかったんですが、
一匹だけ撮った奴がいます。
コヤツです。
日本のヘビはすべて知っているつもりでしたが、
これだけはわからなかった。
だいぶあとになって、カラスヘビと呼ばれる黒化型がいると知りました。
これもたぶん、ヤマカガシかアオダイショウの黒化型だったのだろうと思います。
捕まえられると神経質になって餌を食べないヘビもいる中で、
こいつは元気で元気で、何をやってもパクパク食べたんですが、
種類がわからないので、正しい餌をやっているかどうか自信がなく、
健康を害してはかわいそうだということで逃がしてやりました。
その前に、一応珍しい蛇だからと写真を撮ったわけです。
などなど、今日はヘビにまつわるお話でした。
都市、遺跡、リゾートしか行かず土を踏んでいない証拠か? お粗末でした
そいけど、お金がたまるからってなぜか財布にはへびの抜け殻がひっそり?入っております。そうゆうのは意外とへーきかも・・・(ゲンキンなやつ)^^;
・・・ホントに苦手なのかいっ?!^^;
ゴキブリやドブネズミも亀さんにかかっては、かわいいヤツと思える人なんでしょうね・・・
私も動物好きだけど
苦手な奴もおります・・・
一番苦手は、人間のオスだったりして
Pech がダニのことで、
ヘビとダニがいっぱいいるから、という話を聞きましたが、
ダニはワンコを飼い始めて以来いっぱいいるのを実感しますが、
ヘビは全然ですねえ。
>忍者さん
ヘビはないですか~残念です。
91年に初めて来たとき、ある野営地で、小屋の入り口横の板に、4mくらいのヘビの皮がピンで留めて乾かされてました。
その写真を撮っておけばよかったと、だいぶ悔やんだものです。
中身はとっくにスープになっていたようですが。
そう言えば、うちにも、ダンナが「いつかブーツに仕立ててもらう」と言って
置いているでっかいヘビのなめし皮がありますね。
でかいのはやっぱり、本当にでかいです。
>あやたろうさん
ヘビは好きな人あんまりいませんよねえ、やっぱり……。
よく見ればつぶらな瞳でかわいいんですよ?
でもヘビの抜け殻でお金が増えるなんて知りませんでした。
子供のころいっぱい持ってたんだけど、お金増えなかったなあ。
財布に入れてなかったから? 残念……。
>せにさん
いやいやいや、さすがの私も、ゴキと蚊は生存競争のライバルと見なして、
勇猛果敢に退治いたしますよ!
ゴキブリはねぇ、あのちっちゃい頭が好きじゃないです。
すごく生意気そうに見えません?
偉そうに、長いひげをゆらゆらさせたりして。
でも一番苦手なのは、ある種の人間だったりして、
ってのに、すごく同感。