メキシコの隅っこ

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生存競争は激しい

2006-02-17 07:58:48 | 動物
今日の朝、パソに向かっていたら

  ズザザザ! どさっ!

という物音が。
なんか、やらかしたな、と思って見に行きましたら、
こういうコトでした。



ヤモリです。
うちにはいっぱいいます。
こんなでかいのもいますが、小指の先のようにちっちゃいのもいます。

で、うちの猫、箱入り娘のくせによくやるよ……。
さすが猫、狩りの本能だけは失わないらしい。

とはいえ、昔は誰が見ても妊娠中と間違えるほど太ってたんですが、
缶詰のウェットフードを少しずつドライフードに切り替えてダイエット。
おかげでかなりほっそりとして、まあよかったじゃないの、と言ってるんですが、
ご本人はやはりドライフードではご不満の様子で、
こうして自分で栄養補給するようになってしまった……。
まあ運動にもなって、ダイエットに二重効果?

さぁて、どこで食べようかな。



キョロキョロとしているので、慌てて寝室のドアを閉めました。
だって前、食べ残しのヤモリの頭が枕に乗っていたんですもの。
それはやめてほしい。

ふーむ、どこか、落ち着いて食べられるところはないかしら?



こういうとき、私は静観することにしてます。
以前はヤモリを何とか救い出そうとしたんですが、
すでに重傷を負っていたりすると、救い出しても助けてもやれず、
かと言って私が息の根を止めて楽にしてやれるわけでもなし。

もうこれは生存競争、猫に捕まったお前が負けたんだ、諦めてくれ、
と見て見ぬ振り。

まあ好きなところで(ベッド以外で)食べてちょうだい、
と自分の部屋へ戻ろうとしましたら、ですね。

また

  ズザザザザーー!

と猫がテレビテーブルの下からソファの隅まで走りました。
おい~、テレビひっくり返してくれるなよ?
と見やると、

あははは!
ヤモリに逃げられた様子です。
ソファの下を覗きこんでしばらく虎視眈々をやっておりました。

いやあ、ヤモリもバカにしたものではない。
死んだ振りでじっとくわえられたまま、隙を狙っていたらしい。
あれだけ走れたなら、怪我も大したことはなくて、
きっと生き延びてくれるでしょう。
また捕まるその日まで。

というわけで、めでたしめでたし。

ただし、逃げられたほうのアホ猫を見ていると、
昨日のサッカーでサポータの笛を審判のそれと聞き違えて、
一旦しっかり取ったボールを落とし、相手選手にゴールを決められた
どこぞのおバカGKの姿が重なって見え、
思わず溜め息が漏れた、というおまけつき