メキシコの隅っこ

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公園のご神木に群がるリス

2006-02-13 07:41:55 | 動物
さて、「婦人会の新年会」と「トリビアの泉」をつなぐ要素は何でしょう?
答は「リス」なんですね~。
その心は? ちょいと長くなりますがご勘弁を。

1月末にシティへ行ったとき、お世話になったKさんはちょうど新年会の準備にてんてこ舞いでした。
まあKさんがやることは、15ほどあるテーブルの真ん中に置く飾り物を作る、
という比較的シンプルな課題(本人談)だったわけですが、
それでも、ああしようかこうしようか、試行錯誤に失敗を重ね、
丹念に作った手毬を犬にボロボロに噛まれて悲鳴をあげ、
なかなかに大変そうでした。
おまけに朝から晩まで電話は鳴りっぱなしで、
シナリオに変更がありますだの、参加者の数が増えただの減っただの、
いやもう大変ですって。

で、私は「大変だね~」と言いながらNHKテレビを見たり、
友人と遊びに出かけたりサッカーを見に行ったりしてたわけですが。
一応ちょっとはお手伝いもしました。

その飾り物に、新年だから少し松の枝をつけたいとKさんが言うわけです。
ここなら白状しても大丈夫だろうと思いますが、
それでふたりでこっそりと近所の公園に松の枝を採りに(盗りに)行ったわけですよ。
さりげな~くビニール袋を脇に、人の目が途切れる瞬間を狙って、
あちらの木の枝をぱきり、こちらの木の枝をむしりっ。
一回目はどの枝が具合がいいか見極めるために、いろいろな木の枝をむしってきました。
二回目はこれと決めた木の枝を鋏でごっそりと、いえいえぽっちりと、切ってきました。

その公園ですが、すごく広いんですよね。
ヘタすると中で迷って出られなくなるんじゃないか、というくらい(それは大げさ)。
そしてまた、リスが山ほど生息してるわけです。

で、形良き松の枝を求めてさ迷い歩いていると、ご神木が……。
トップの写真です。
何だか、聖母が現われたとか書いてあります。
しかし、その木を見上げる間もなく現れるのは、神々しい聖母じゃなくて、リス。

右からも



左からも



迫ってくるわけですよ。
リスって、それはそれは、犬や猫のようにいろいろな毛並みのがいるんでございます。
こんな真っ黒のとか。



グレイの、赤茶色の、まだらの、縞々の、
実にバリエーション豊かで、一匹ずつポートレートを載せてやりたいくらいです。

しかも、ちょっと人が足を緩めると、何か食べ物をくれるのかと走りよってくる。
これ見てください。



走って、逃げてるんじゃないんですよ。
私たちが行こうとしている方向に、逃がすまじ!と走って先回りして、



「なんかちょーだい?」と乗り出してくるわけです。
いやはや。
何も持ってないんですってば。

で、トリビアの泉ですね。
私はその番組、見たことないんですが。
シティに来るちょっと前に教えてもらったんですよ、
「リスが食べたあとの松ぼっくりはエビフライにそっくり」というのがあったとか。
その画像まで見せてもらって大笑い。
マジで、そっくりですって。

で、これだけリスがいるんだから、それを実地で観察してみようと。
けど、甘かったですね~。
これだけ広い公園に、これだけのリスがいても、
それを上回る人間が毎日公園にやってきてリスを甘やかしてます。
そこらの松ぼっくり(と言うには非常に小さいものだが)をやっても、
「こんなもんいらん!」と見向きもしません。
ちょっと鼻を寄せて匂いを嗅いで、ぷい。
かっわいっくな~~~い!

というわけで、リス製エビフライの写真はありません。
あしからず。