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アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロの新旧の演技派が共演する、ちょっとコミカルはヒューマンドラマ。
ベン(ロバート・デ・ニーロ)は、40年以上の人生を仕事一筋に生きて来たが、定年後妻を失い、趣味もない老後の時間を持て余す老人。
ジュールズ(アン・ハサウェイ)は、1年半前に立ち上げたファッションの通販サイトで大成功を収め、夫と最愛の娘と、忙しくも幸せな生活を送る経営者。
そんなジュールズの会社で、社会福祉のために定年したシニアをインターンに起用する制度をはじめる。
気晴らしにと応募したベンが採用され、ジュールズ付きのポジションに起用される。
しかし、もともとシニアインターン制度自体も忘れていたジュールズは、彼にペースを乱されたくないため、パソコンと机を渡して雑用さえも頼まない。
それでもベンは、周りの若者たちとすぐに解け込み、彼の経験から来るアドバイスで若者たちから一目置かれるようになる。
ひょんなことから、ジュールズの運転手をすることになったベンは、彼女の母親とのギクシャクした関係や、まだ働き盛りの彼女の夫が主夫をつとめる、彼女の私生活を垣間見る。
家族のため、従業員のため、そしてお客のために、まさに寝る間も惜しんで働くジュールズの姿に、歳を超えて尊敬を払うベンに、彼女もベンの声に耳を傾けるようになる。
ベンのマーケティングの経験を知ったジュールズは彼に、不振の地域の売り上げやウェブサイトのアクセスの分析を依頼するまでに信頼関係を深める。
そんな時、ベンはジュールズの夫の浮気現場を見てしまう。
いい映画だった。
映画館で、作品が終わると拍手が起きた。
アン・ハサウェイは、いつも通りさわやかで嫌みがなく。
デ・ニーロも、自然で元気なおじいさんを演じて。
今の若者が使わなくなった、皮のアタッシュケースや、アメリカではもう存在すらしていないようなハンカチのエピソードなんか、面白かった。
夏休みの大作のシーズンと、11月くらいからはじまるアカデミー賞向けの作品群の合間で、健闘した映画でした。
トリビア
監督は、はじめジャック・ニコルソンにベンの役をアプローチした。
ジュールズ役には、リース・ウィザースプーンがキャストされてたが、アン・ハサウェイに交代された。
アン・ハサウェイとデ・ニーロのインタビュー
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