花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

ワシントン・ナショナル・ギャラリーで「ミケル・シトウ展」が...。

2018-03-26 21:57:26 | 展覧会

本屋の店頭で「芸術新潮」4月号を立ち読みしていたところ、ワシントン・ナショナル・ギャラリーで「ミケル・シトウ展:エストニア出身のルネサンス時代の宮廷画家」を開催していることを知った。

Michel Sittow: Estonian Painter at the Courts of Renaissance Europe

・会期:2018年1月28日~5月13日

・会場:ワシントン・ナショナル・ギャラリー 

この展覧会はエストニアでも巡回開催されるようだ。こちら↓サイトの方が日本語でわかりやすいかも

https://kunstimuuseum.ekm.ee/ja/syndmus/michel-sittow/

ミケル・シトウ(Michael Sittow, 1468年頃 - 1525年/1526年)はエストニアのタリン(レヴァル)生まれで、1484年にはブルージュに移りハンス・メムリンクの工房で修業したようだ。1492年から1504年まで、カスティーリャ女王イサベルの宮廷画家としてスペインのトレドで活動し、その後、肖像画家としてフェリペ1世(フィリップ美公)、マクシミリアン1世の娘マルグリット・ドートリッシュ、アラゴン王フェルナンド2世、そしてデンマーク王クリスチャン2世の宮廷などで肖像画を描いている。 

ミケル・シトウ《ディエゴ・デ・ゲバラの肖像(?)》(1515-18年)ワシントン・ナショナル・ギャラリー

昔のデジカメなのでピンボケです。なので下記↓URLをご参照あれ。

https://www.nga.gov/collection/art-object-page.53.html

ご存知のように、ゲバラはヤン・ファン・エイクやヒエロニムス・ボスのコレクターでもあったのだわ

ちなみに、シトウはカスティーリャのイザベル女王だけでなくファナやフィリップ美公まで描いているようだし、ブルージュ(大聖堂)《カール5世(若い頃)の肖像》もシトウ筆(?)かもしれないという、実に興味深い画家なのだ。でも、観たいけど…行けないっ(涙)

※:表記をシトーからシトウへ訂正しました💦