花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

映画「黄金のアデーレ 名画の帰還」(DVD)を見た。

2017-04-12 21:18:19 | 映画

映画「シン・ゴジラ」DVDのレンタルついでに他作品も借りようと、TSUTAYAの棚を眺めていたら「黄金のアデーレ 名画の帰還」を見つけた。恥ずかしながら、映画化されていたなんて知らなかったのだ(^^;

http://golden.gaga.ne.jp/ 

第二次世界大戦中、ウィーンの裕福なユダヤ系ブロッホ=バウアー家のクリムト作品はナチスに略奪された。その姪であるマリア・アルトマンがオーストリア政府に対し、絵画の返還訴訟を起こす。2006年にオーストリア法廷による仲裁裁判は、マリアにクリムトの絵5点(そのうちの1つが『アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I』)の所有権を認めた。

グスタフ・クリムト《アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I》(1907年)ノイエ・ギャラリー

もちろん、クリムト《アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I》がウィーンからNYノイエ・ギャラリーに入ったことは知っていたが、その波乱万丈の経緯についてはこの映画を見て初めて知ってしまった(汗)。詳細については上記にリンクした映画公式サイトをご参照あれ。 

2004年ウィーン旅行時にはベルデヴェーレに《黄金の女》はあったし、その時既にアデーレの姪マリア・アルトマンが返還訴訟中だったなんてねぇ…(・_・;)

 ベルデヴェーレ宮(ウィーン)

さすが名女優ヘレン・ミレンは細やかな感情表現が上手くて、ユダヤ人として国を脱出せざるを得なかったマリアの、オーストリアへの複雑な想いを繊細に演じて見せる。時にユーモアに溢れ、とてもチャーミングなマリア像だった。 

ちなみに、2007年の米国旅行時にノイエ・ギャラリーを訪れたのだが、何と休館日で観られなかった!というオチがある(>_<)

 ノイエ・ギャラリー(NY) 

でもね、美術館ランチはできたのだよ。私の大好きなグラーシュ・ズッペをね。もちろん、飲み物はアインシュペナー(^_-)-☆

 グラーシュ・ズッペ

 アインシュペナー

ということで、映画(DVD)を見ながら、なんだかウィーンの街を思い出してしまったのだわ。