NHK「まいにちイタリア語」テキスト9月号の入門編は「エミリア=ロマーニャ州に注目!教会や建築の見どころもいっぱい」。ということで、懐かしのボローニャ周辺が特集されていた。
なかでも私的に嬉しかったのは「サント・ステーファノ聖堂(La Basilica di Santo Stefano)」が扱われていたこと。思わずボローニャで撮った写真をチェックしてしまった。
ボローニャのサント・ステーファノ聖堂は、「教会から教会へと、壁一枚で繋がっているように建てられている『七つの教会群』。起源はとても古く、一説によると5世紀までに遡る。外観は素朴なレンガ色だが、よく見ると模様をなしているところも...。内部にはさまざまな時代の様式が混在しており、迷路のような『パワースポット』のような、独特な雰囲気の空間が広がっている。」(NHKテキストより)
※ご参考:「Santo Stefano Bologna」公式サイト
https://www.santostefanobologna.it/
※ご参考:「平面図」(各教会が壁に接して建てられているのがわかる)
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:S._Stefano_(Bologna)_-_planimetria.svg
Chiesa del Crocifisso(十字架の教会)
Chiesa del Santo Stefano(聖墳墓教会)の中にある古い説教壇
Cortile di Pilato(ピラトの中庭)。中央に見える建物は聖墳墓教会の建物外観。
Il Chiostro(中世の回廊。中央に井戸)
ロマネスクとゴシックが混在しているような...??
床面の色石模様。
ボローニャと言えば「サン・ペトロニオ聖堂」が有名だが、私的にはこの古い歴史を纏った「サント・ステーファノ聖堂」の方が好もしい。初めてFさんに連れて来てもらった時は、暗くて迷路のような内部に驚いたものだったが、Fさんお推めの奥の売店の品揃えも楽しかった。ボローニャの語学学校に通っていた時は学校が近くだったので、ふらりと何度か訪ねたし、私的にもボローニャのお薦めスポットである。
最近ではヴァイオリン・チェロ音楽のルーツの町としても注目してます。
この聖堂群、実は訪問していないのですが、興味深い平面図をしてますね。どうもこういうつくりのものは、一からつくってこうなったのではなく、古代ローマの遺跡を再利用したものではないか?と疑われるところがあります。あのクロアチアにある、デオクレチアヌス帝の別荘遺跡に多くの人々が住み着いた例もありますし。
で、恥ずかしながら、ヴァイオリン・チェロ音楽のルーツの町とは知りませんでした(^^ゞ。ボローニャ国立絵画館にラファエッロ《聖チェチリア》があるので、昔から音楽も盛んだったのかもしれませんね。
で、山科さんのご推察のように、サント・ステーファノの地中にはローマ時代の柱があったようなので、もしかして再利用しているかもしれません。初期のキリスト教会はローマ遺跡からの利用が多かったようですよね(^^;
2019年8月
バロックチェロのエキスパート:懸田 貴嗣 先生の、福岡でのレクチャー+演奏会で、知ったのですが、
URLにあるように、ボローニャがチェロの誕生の地であることは確かなようですね。ヴァイオリンも古典・典型のコレッリがボローニャで大成した人ですしね。
ご紹介のURLを拝見し、勉強させていただきました。ありがとうございました!!ボローニャはチェロの発祥の地だったのですねぇ(^^;
以前、拙ブログで書いたのですが
https://blog.goo.ne.jp/kal1123/e/5316fc6cb5d23fc6dd96e929c59cedaf
モデナのエステンセ美術館でパルマのドメニコ・ガッリ(1649-1697年)制作のヴィオロンチェッロを観ています。もしかして、最初期ごろの「violoncello」だったのかもしれませんね(;'∀')
仙台牛や牛タンが台湾の方々に受け入れられれたら嬉しいです💛。でも、美味しいスィーツがたくさんある台湾なので、「ずんだ餅」が健闘することを祈ってしまいます(;'∀')